河出文庫新刊情報
2025-12-09 08:51:32

河出文庫が新たに魅力的な4作品を12月に刊行!

河出文庫の魅力溢れる新刊が登場



2025年12月8日、株式会社河出書房新社から待望の新刊が4作品同時に発売される。そのラインナップは、多彩なテーマと著者によって構成されており、文学ファンにとって見逃せない内容となっている。本文では各作品の魅力を深く掘り下げていこう。

古典新訳コレクション『近現代短歌』



まずは、穂村弘選による『古典新訳コレクション 近現代短歌』。このアンソロジーには、与謝野晶子や斎藤茂吉、北原白秋といった著名な歌人の作品が収められている。更に、歌人50人の代表作として選ばれた短歌5首が紹介されており、短歌の魅力と奥深さを存分に体験できる一冊だ。その解説を担当するのは、東直子氏。「短歌の不思議さと楽しさ」を広く理解するために、必読の書と言えるだろう。

文庫版は180ページ、税込価格770円(本体価格700円)、ISBNは9784309422336。電子書籍版は2026年1月以降に発売予定とのこと。

小泉八雲著『チータ・ユーマ』



次に紹介するのは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の作品、平川祐弘訳による『チータ・ユーマ』。この文庫には、ハーンが日本に到着する前に発表した貴重な小説が含まれ、アメリカ南部や仏領西インド諸島を舞台にした物語が魅力的に描かれている。これにより、文学界での彼の評価が高まるきっかけとなったことも見逃せない。

312ページの文庫版は税込で1,100円(本体1,000円)、ISBNは9784309468242。電子書籍版も2026年1月以降のリリースが予定されている。

吉村昭初期中篇・短篇集『雪の火祭り』



吉村昭の初期作品集『雪の火祭り』も必見だ。人間の存在を見つめ続けた作家として知られる吉村昭の、未発表原稿「新月」を収めたこの作品集は、彼の作家生活の初期を知る貴重な一書である。全九篇から構成されるこの作品集は、真の生き方に迫る作品を楽しむことができる。

304ページで、税込1,210円(本体価格1,100円)、ISBNは9784309422275だ。解説は桑原文明氏が担当。こちらも電子書籍版の登場は来年1月以降となる。

『「奇譚クラブ」の絵師たち』



最後に紹介するのは、濡木痴夢男の編纂による『「奇譚クラブ」の絵師たち』。伝説の雑誌「奇譚クラブ」の裏側に迫り、読者へその魅力を再発見させる内容となっている。特に、喜多玲子氏が多方面で活躍した様子や、数々の絵師たちがどのように雑誌に関わっていたのかは、興味深い情報であり、当時を知る上でも貴重である。

この文庫版も304ページで、税込1,100円(本体価格1,000円)、ISBNは9784309422350。なお、電子書籍版の販売は予定されていない。

まとめ



全国の書店で購入できるこれらの新刊は、文学を愛する人々にとって素晴らしい機会を提供している。ぜひ手にとって、それぞれの作品が持つ世界を楽しんでいただきたい。文学の新たな扉がここに開かれているのだ。


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会社情報

会社名
河出書房新社
住所
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201

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