新技術「ADAR」とは
2025-07-31 13:28:35

コーンズテクノロジー、Sonair社と提携し3D超音波センサ「ADAR」を日本に導入

コーンズテクノロジーがSonair社と提携。



2025年7月25日、コーンズテクノロジー株式会社(以下、コーンズ社)は、ノルウェーのスタートアップ企業Sonair社との販売代理店契約を発表しました。これにより、Sonair社が開発した革新的な3D超音波センサ「ADAR」の日本市場への導入を加速させることが期待されています。

Sonair社とは?



Sonair社は2021年に設立され、優れたセンサ技術を有する企業として注目を集めています。特に、「Best of Sensors Awards」を受賞した技術力は、同社の信頼性を裏付けるものとなっています。AMR(自律移動ロボット)やAGV(自動搬送車)向けの製品が市場での競争力を高めており、欧州を中心に多くの支持を得ています。

3D超音波センサ「ADAR」の特長



ソネア社が誇る「ADAR」は、従来の超音波センサとは異なり、距離情報に加えて角度情報も提供できるのが特徴です。2025年5月に発表されたこの新製品は、次のような特長を備えています。

  • - 広い視野角:水平・垂直ともに180°の視野角を持ち、最大5メートルの距離で物体を検知可能。
  • - 安全性の確保:PL d, Cat.2およびSIL2の安全規格に準拠しており、人とロボットが安全に共生できる環境を提供します。
  • - 環境への適応性:透明体や黒色の物体にも対応しており、照明条件に左右されにくい特性を持っています。
  • - コンパクトな設計:小型かつ軽量で、既存のロボットシステムへの組み込みがしやすい設計です(サイズ:54(H) x 104(W) x 25(D) mm、重量:200g)。

AMRとAGVでの活用例



このセンサは、物流分野において以下のような用途での活用が期待されています。

  • - 安全走行の支援:AMRやAGVでの安全な走行をサポートするセンサとして使用できます。
  • - 人との協働作業:作業員との距離を正確に測ることで、安全な作業環境を実現。
  • - マシンセーフティ:工作機械やロボットアーム周辺の人の接近を検知し、機器を一時停止させる安全対策に繋がります。

日本市場への新たなアプローチ



Sonair社のCEOクヌート・サンドヴェン氏は、コーンズ社との販売代理店契約を喜んでおり、「コーンズテクノロジーは日本のロボティクス市場での信頼性や安全性が求められるニーズに応え、私たちの技術を適切に顧客に届けてくれるパートナーです」と述べています。様々な分野で、このテクノロジーが普及することが期待されています。

導入を希望されるお客様へ



コーンズテクノロジーでは、「ADAR」の導入を検討される企業向けに、技術相談や評価キットの提供を予定しています。詳細な製品情報や導入の相談については、コーンズ社の公式ウェブサイトからお問合せが可能です。

会社概要



コーンズテクノロジーは日本と海外の貿易発展に努め、技術専門商社として新製品のプロモーションや販売を行っています。これからの日本のロボティクス市場に大きく貢献することが期待されています。

  • ---

公式サイト:コーンズテクノロジー


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
コーンズテクノロジー株式会社
住所
東京都港区芝3-3-10コーンズハウス
電話番号
03-5427-7566

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。