高齢者向けアプリ「凄いTodo」の開発秘話
高齢者が日常生活をより便利にするためのアプリ「凄いTodo」が、いかにして生まれたのか。その背景には、開発者の苦悩と挑戦がありました。今回は、このアプリの誕生秘話を紹介します。
アプリの誕生とコンセプト
Foodmenu.world株式会社は、もともと「日本メニュー表」という飲食店検索アプリを中心に展開している企業です。「世の中の役に立つならとりあえず作ってみる」という精神のもと、高齢者向けアプリの開発にも取り組んでいます。これまでにリリースされたアプリとしては、「シニアメモ」「シニアカレンダー」、「シニア脳トレ」などがあります。
この「凄いTodo」は、高齢者向けのやること管理アプリとして、12月11日にリリースされる予定でした。しかし開発者であるCEOは、はじめに考えていた「高齢者向けアプリ」としての枠に収まらず、一般的なTodoアプリとしてリリースする決断を下しました。
開発過程の混乱
開発者は、シニア向けアプリに必要な「シンプルさ」と「見やすさ」を持つアプリを目指していました。そのため、文字の大きさや操作の簡単さにこだわり、わずか2、3日の開発期間で「シニア電卓」や「シニア日記」を完成させたのです。これらのアプリは、高齢者が使いやすいように設計されています。
しかし、Todoアプリの開発に取りかかると、シンプルであることの裏に隠された複雑さに気づくことになります。アプリは単に箇条書きのリストを作成するだけではなく、詳細な情報を登録するための機能が必要でした。そのため、メモ機能やサブタスク機能の追加が求められ、開発者は困惑しながらも、次々と新しい機能を盛り込んでいくこととなったのです。
機能の追加と開発者の葛藤
開発者は、「シンプル」は「余計な機能がないこと」であると認識しながらも、機能を充実させることに焦点を当てていきました。タスクの完了を助けるためのカレンダー機能や、やり忘れを防ぐサジェスト機能なども開発され、アプリはどんどん複雑化していきました。
さらに、開発者は、シニア向けアプリであっても、単に使いやすいだけではなく、使い手が機能を活用できる道筋を提供する必要があると考えました。
結果と今後の展望
こうして生まれた「凄いTodo」は、見やすさと機能性を兼ね備えた、一般のユーザーにも使いやすいアプリケーションに仕上がりました。開発の過程での葛藤と試行錯誤を重ねた結果、高齢者向けという枠を超えた、本当に役立つアプリが誕生したのです。このアプリが少しでも多くの人々の日常に役立つことを願ってやみません。
アプリのダウンロードはこちらから!
シニアシリーズについて
シニア向けアプリとして他にも、「シニア電卓」、「シニア日記」などがあります。これらのアプリも、見やすくシンプルな設計がなされており、高齢者が快適に利用できるよう配慮されています。特に、老眼や弱視の方々でも使いやすいように大きな文字で設計されています。
高齢者が日常生活をより豊かにするために、今後も新たなアプリの開発が期待されています。