新サービス「スマート修繕」
2022-06-08 09:00:06
マンションの大規模修繕をサポートする新サービス「スマート修繕」とは
概要
近年、分譲マンションにおける老朽化や修繕積立金の不足といった社会問題が深刻化しています。この状況に対し、新たにサービス「スマート修繕」が登場しました。これは、マンションの管理組合やビルのオーナーをサポートするための業務支援サービスで、特に大規模修繕工事など共用部工事に特化した内容になっています。
サービスの背景
「スマート修繕」を提供する株式会社スマート修繕は、代表の豊田賢治郎氏が自身の経験を元に立ち上げたものです。彼はDeNAに在籍時、分譲マンションの管理組合の理事長を2年間つとめる中で直面した多くの問題を解決したいと考えました。特に、老朽化が進むマンションでは、必要な修繕が行えなくなるリスクが高まるため、より厳格な管理と透明性が求められています。
どのような支援を行うのか
「スマート修繕」では、専門のコンサルタントが付き、工事会社の選定から契約締結、さらに工事中の品質チェックまで、ワンストップでサポートを行います。これにより、管理組合が抱える多くの課題、特に満足のゆく見積が得られない、適切な工事会社が見つからないという悩みを解消します。お客様自身で複数の見積もりを取得し、競争原理を活用することで、コスト削減やニーズに応じた工事を実現できます。
社会的な問題へのアプローチ
分譲マンションの老朽化や修繕積立金不足は多くの管理組合で現実の課題となっており、約35%のマンションが現在の積立額が計画に対して不足している状態です。また、数多くのマンションで、工事の発注において談合などの不正行為の問題も発生しています。その結果、管理組合は本来のコストよりも高い工事費用を強いられたり、過剰な工事範囲を設定されたりといった実情があります。
「スマート修繕」は、こうした課題を抱えながらも解決の糸口を見いだせずにいる管理組合の期待に応える存在です。直面している問題を根本から理解し、解決に向けて真正面から取り組む姿勢が評価されています。
競争力の強化
この新サービスを利用することで、管理組合が自らの手で選んだ工事会社との直接的な関係が築けるため、透明性の高い業務が行えるようになります。また、工事会社は、登録制のもと厳しい審査をクリアした企業が多数在籍するため、高品質な工事が期待できるのも大きな特徴です。
投資家からの支持
また、デライト・ベンチャーズから1.5億円の資金調達を実現したことも、このサービスの信頼性を高めています。デライト・ベンチャーズからは豊田氏への絶大な期待と信頼が寄せられており、これは彼の過去の実績によるものです。彼は、タフな精神力に基づき、マンションの老朽化問題に真摯に向き合っています。今後、スマート修繕の成長がますます期待されています。
今後の展望
「スマート修繕」は、単にマンションの工事支援を行うに留まらず、マンション管理の新たなスタンダードを確立し、長期的には日本全体のマンション業界における透明性とコスト削減に貢献することを目指しています。マンションの大規模修繕を行う際、サービスを利用することで安心した選択が可能となり、さらなる信頼関係を築けることでしょう。これからも、私たちは「スマート修繕」が提供するソリューションに期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社スマート修繕
- 住所
- 東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AkasakA 510号室
- 電話番号
-
03-4566-3013