ジェイコブ＆コーが描く未来、革命的な4軸トゥールビヨンとは

ラグジュアリーウォッチの名門「ジェイコブ＆コー」が、2025年の新作コレクションを発表しました。この発表は、2025年の3月31日から4月6日までスイス・ジュネーブにて開催された『ジュネーブウォッチ＆ジュエリーショー』の舞台で行われ、多くの驚きと感動をもたらしました。

革新を求める精神

ジェイコブ＆コーは、常に時計界の限界を超えることを目指しています。昨年発表された「アストロノミアレボリューション」に引き続き、2025年にはさらに先鋭的なモデル「アストロノミアレボリューションフォーアクシストゥールビヨン」が登場。このモデルは、時計史上初めて4軸のトゥールビヨンを搭載し、目を見張るほどの圧倒的な美しさと革新性を誇っています。

「アストロノミアレボリューションフォーアクシストゥールビヨン」

この新作の魅力は、その圧倒的な機械美にあります。1分に1回転という高速回転を維持しつつ、従来の3軸トゥールビヨンを超える複雑機構を実現しました。垂直型回転式センタープラットフォームに配されたトゥールビヨンの動きは美しい模様を描き出し、まさに時計の芸術と呼ぶにふさわしい存在です。

左から「アストロノミアトゥールビヨン」「アストロノミアソーラー」「アストロノミアレボリューション」

この時計の開発は、技術革新だけでなく、デザインの美しさとも密接に関連しています。「不可能からのインスピレーション」という理念のもと、ジェイコブ＆コーの工匠たちはまさにその理念を体現するような作品を生み出しました。特に、288面を有する“ジェイコブカット”のダイヤモンドが彩りを添え、プレミアム感を演出します。

デュアルタイムゾーントゥールビヨン

さらに、2025年には「ワールドイズユアーズデュアルタイムゾーントゥールビヨン」も発表。これは、時計創設者ジェイコブ・アラボに敬意を表したモデルで、実用性と美的価値が融和した作品として高い評価を得ています。地球模様の文字盤は、手にしているとまるで地球を握っているような感覚になります。

エピックXスポーツ

また「エピックXスポーツ」は、エントリーモデルへの新たな挑戦を示しています。デザインはもちろん、機能性も高く、信頼性の高い自動巻きムーブメントを搭載。色鮮やかなコレクションは、日常使いにも適した洗練された美しさを持ち合わせています。

時計業界の未来を創造するジェイコブ＆コー

今回の新作コレクションは、ジェイコブ＆コーが伝統と革新の狭間で進化を続ける姿を示しています。時計のデザインは単なる装飾品にとどまらず、技術革新と美の融合の象徴として今後も進化し続けるでしょう。新作のラインナップは、これからも私たちに時計の新しい可能性を提示してくれるに違いありません。

今後、ジェイコブ＆コーがどのように「時間」を新たな形で表現していくのか、ぜひ注目していただきたいと思います。