新たな知識の地平へ、統合知能研究所の設立
2026年4月17日、長野県安曇野市に一般社団法人「統合知能研究所」が設立されました。この研究所は、飯野正紀氏が代表取締役を務めるSOPHOLA株式会社が主体となって運営されます。その主な目的は、人が持つ内面的な世界を可視化し、一人ひとりが自分らしく生きられる社会の実現を図ることです。
背景と理念
飯野氏は幼少期に、問いが問われることの大切さを実感しました。「三角形の内角の和はなぜ180度なのか」という彼の問いに対して、友人たちが笑ったことがきっかけで、問いを問いとして扱われないことの悲しさを知りました。この体験は、彼の内面的な探求の出発点となり、30年以上にわたり、自己探求を続けてきました。彼の探求は、過去と現在、未来の対話を通じて発展し、2025年には「統合知能」という理論が誕生します。
統合知能とは何か
統合知能とは、時間軸と文脈を統合し、身体や感情、思考が相互に関連しながら作動する人間の判断プロセスを指します。飯野氏によると、この統合知能は新たに獲得する能力ではなく、すでに日常的な判断プロセスに潜在しています。この考え方は、彼の長年の探求から生まれた実践の結果でもあり、彼自身の経験が理論的な基盤となっています。
研究と論文
飯野氏は、現在国際査読誌に2本の論文を投稿中です。このうち、1本目では統合知能の理論的フレームワークを提示し、2本目では「AIが進化するほどなぜ深い対話が失われるのか」という問いに対する実証的な考察を行っています。この研究は、理論と実証が組み合わさったものとなっており、彼の探求がいかに深いものであるかを示しています。
活動内容と設立の目的
統合知能研究所の主な事業内容には、統合知能に関する研究や方法論の開発、内的世界に触れるための具体的な道具の提供、体験型の学習プログラムの企画・運営、各種講座の開催などがあります。これにより、研究所は独自の理念のもと、心理学の観点から人間の内面的な探求を深め、社会に貢献することを目指します。
飯野氏は、「30年間、名前のなかったものが理論になった。内面的な経験が直接的なデータになっている」と述べており、自らの経験が研究の根拠であると強調しています。
未来への展望
今後、統合知能研究所は、問いを問いとして扱うための新しい構造を社会に提供し、人々が自分自身の内面的な世界を深められるような道具を提供していくことが期待されています。飯野氏の豊富な経験に裏打ちされたこの研究所は、学術的な枠を超えた実践的な知見を提供する場となるでしょう。
代表者プロフィール
飯野正紀氏は、ユーリタ大学院で数学修士号を取得し、Hult International Business SchoolでMBAを修了しています。彼は、SOPHOLA株式会社を創業し、30年以上の内省実践と250座以上の登山経験を基に統合知能理論を構築しました。長野県安曇野市に在住し、心理学の教育を受けたことはありませんが、現場での実践が彼の研究基盤となっています。
このように、統合知能研究所の設立は、現代社会が抱える問題に立ち向かうための新しい試みとして注目されています。疑問を問い続けることで、より豊かな内面的世界を持つことができる社会の実現に向け、飯野氏の活動からは目が離せません。今後の発展に期待が高まります。