2025年のスーパーマーケット・トレードショーに展示される革新技術
2025年2月12日から14日にかけて幕張メッセで開催される「スーパーマーケット・トレードショー2025」。このイベントにおいてサンデン・リテールシステム株式会社が注目を集める。彼らは、「次世代リテール革命 急変する消費行動を牽引する」をメインテーマに掲げ、社会的課題や消費行動の変化に応じた自動化技術やEMS(エネルギーマネジメントシステム)を駆使するソリューションを提案する。非常に注目すべき点は、無人化、省人化を進めていくための技術が展示されることである。
新しい無人販売の形
サンデン・リテールシステムが提案するのは、トレーラーハウスを活用した無人販売のモデルだ。自動販売機を搭載したトレーラーハウスは、移動が可能なため、特定の場所にとどまる必要がなく、キャンプ場などの様々な場所で新たな販売チャネルを確保できる。「デコマルチ」と名付けられた新しい自動販売機も展示予定であり、実物商品を視覚的にアピールでき、カスタマイズ性も高い。これにより、様々な商品の販売が可能だ。
物流革命の実現
さらに、サンデンは「物流レボリューションゾーン」を設け、冷凍物流をサポートする新しい技術を紹介する。コールドチェーンの重要な要素である冷凍機能を有する車載用冷凍冷蔵ボックスについて、最大10時間無電源での配送が可能な次世代技術が披露される。これにより、物流の効率化が期待され、小型モデルも登場する。
マイクロマーケット向けの革新技術
小規模な商圏向けには、オフィス内での新しい購入体験を提供する提案も行われる。省人化をテーマにしたスタンドアローン型のセルフ決済機能付きショーケースや、アプリでの注文を受け取る冷蔵ロッカーが登場。さらに、障害物を避けながら自律的に移動し販売できる自動販売機も参考出品されるという。
食事も無人化
飲食業界についても、新たな食スタイルを提案するゾーンが設けられる。人がいない飲食スペースでの冷凍自動販売機や高機能自動販売機を使用し、利用者は自分で商品を加熱調理できる環境が整っている。また、オンラインで注文し、淹れたてのコーヒーを受け取るシステムも注目されている。
環境に配慮した次世代ショップ
カーボンニュートラルへの配慮も重要な要素であり、フロンフリーのショーケースや省エネ技術を搭載した製品が並ぶ。リユースやリフレッシュのプロセスを強化し、環境保護に寄与する冷凍自動販売機の整備事業も新たにスタートするそうだ。
イベントの詳細
これらの展示は、幕張メッセ ホール4の小間番号102で行われる。入場は事前登録制で、詳細については公式サイトを確認するように勧められている。このイベントは、消費行動の変化に対応したさまざまな解決策を見つけるための良い機会であり、業界の今後を考える上でも重要な場となるだろう。サンデン・リテールシステムは、今後も人、商品、環境をつなぎ、便利で豊かな生活を実現するための技術やサービスを提供していく。