ニコンの「NX MobileAir」が新たに動画転送機能を追加
株式会社ニコンは、プロフェッショナル向けのモバイルアプリケーション「NX MobileAir」を進化させ、アドビの「Frame.io」の「Camera to Cloud」への対応を開始しました。これにより、ユーザーはPCを介さずに迅速に画像を送信でき、特に報道やスポーツ等、時間が勝負となる現場での制作効率が大幅に向上します。
新機能の特徴
新たに追加された動画転送機能では、撮影した動画ファイルを自動または手動で「Frame.io」にアップロードすることができます。この機能によって、ユーザーはクラウド上でデータの共有と共同作業を容易に行うことができ、全体のワークフローがシームレスに繋がります。動画ファイルの選択の際には、レーティングやファイル形式によるフィルタリングも可能となっており、使い勝手がさらに向上しています。
ワークフロー効率化の期待
「Frame.io」との連携により、撮影から編集、さらには納品までを一貫して行うことができ、映像制作における効率化に大いに寄与します。特に報道やスポーツなど、瞬時の判断が求められる現場では、その便利さが顕著に表れます。ニコンは、今後もユーザーのニーズに応えるためにソフトウェアのアップデートを継続していくとのことです。
映像制作の未来を見据えて
ニコンは、この新機能を通じて映像表現の幅を広げ、映像文化の発展に寄与することを目指しています。なお、iOS版も現在開発中で、今後の対応に期待が寄せられています。
対応カメラについて
今回の動画転送機能は、特定のミラーレスカメラ「Z9」「Z8」「Z6III」で利用可能です。これらのモデルをお持ちのユーザーは、ぜひこの新機能を活用してみてください。
詳細な情報については、公式のリリース全文をご覧ください。