新メーター読み取り
2018-11-28 11:20:05

工場IoT進化を促進する新しいメーター読み取りサポート

工場IoT進化を促進する新しいメーター読み取りサポート



日本の製造業において、IoT(モノのインターネット)は生産性向上の重要な鍵となっています。しかし、国内の工場現場で使用されている機器のうち、ネットワークに接続できるものはほんの一部、約10%に過ぎません。残りの90%は未接続のままとなっているため、データの収集や業務効率化が課題となっています。コネクシオは、こうしたニーズに応えるべく、新たに「メーター読み取り」を導入しました。

背景



工場では、設備の保守や法定点検などを人の手で行っており、機器の巡回や帳票作成が非効率な作業として残っていました。近年の人手不足も伴って、これらの業務を効率化する必要性が高まっています。「メーター読み取り」は、古い設備を改修することなく、後付けでの導入が可能な点が大きな特徴です。このシステムによって、設備からのデータを容易に取得し、視覚化することが可能になります。

期待される活用例



「メーター読み取り」は、さまざまな業界での利用を想定しています。製造業におけるネットワーク非対応の設備や、ガス・石油プラントなどの広大な施設の定期的な巡回監視、更には僻地や危険区域における設備の遠隔保守といった、幅広いニーズに応えることができます。

機能と特徴



このIoTソリューションは、以下のような機能と特徴を持っています:

  • - 画像認識エンジンを活用し、アナログメーターや表示ランプから数値情報を読み取ります。
  • - カメラを設置し、画像認識の範囲を設定することで容易に導入を実現します。
  • - 一台のカメラで最大10個のメーターを読み取ることができ、複数のメーターが集中する制御盤でも貴重な設置スペースを効率的に利用できます。
  • - 読み取ったデータはクラウド上に保存され、いつでもアクセス可能で、帳票も簡単に作成できます。
  • - 通信コストの低減が期待できる点も、企業にとって魅力的です。
  • - 「常時データ収集」または「任意のタイミングでのデータ取得」が選べ、他の機器との運用連携も可能です。

価格と提供開始時期



この「メーター読み取り」は、2018年12月7日から提供が始まり、初期費用は22万円から、月額料金は13,000円(税抜)です。カメラは接続検証済みの製品を基本とし、各現場に応じた最適な提案も行っているため、安心して利用することができます。

展示会出展



コネクシオは、2018年12月6日から8日まで東京ビッグサイトで開催される「社会インフラテック」に出展します。このイベントでは「メーター読み取り」を含むSmart Ready IoTソリューションテンプレートの実機デモンストレーションを行い、IoT技術を活用したインフラの予防保全の仕組みを紹介します。

会社概要



コネクシオ株式会社は、1997年に設立され、東京証券取引所一部に上場している企業です。20年以上の豊富な通信技術の知見を有し、様々な分野でIoT技術を利用した製品を提供しています。

これからの工場業界のIoT導入は、こうした効率的なデータ収集システムの助けを借り、進化を遂げていくことでしょう。今後の動向に注目が集まります。

会社情報

会社名
コネクシオ株式会社
住所
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー37階
電話番号
03-5331-3700

トピックス(IT)

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