五常の新たな挑戦
2025-07-18 13:29:41

五常・アンド・カンパニー、民間版世界銀行への試みとして社会的金融枠組みを発表

五常・アンド・カンパニーの新しい取り組み



五常・アンド・カンパニー株式会社は、社会的な影響を生み出すことを目的とした新たな金融の枠組み、「ソーシャルファイナンス・フレームワーク」を発表しました。この取り組みは、地域社会や途上国における金融の包摂を目指すものであり、ホールディングカンパニーとしての役割を果たすことで、経済的に恵まれない人々に必要な金融サービスを提供することを狙いとしています。

フレームワークの設計背景



策定された本フレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)による「ソーシャルボンド原則」と、貸出市場協会(LMA)、ローンシンジケーションおよびトレーディング協会(LSTA)、アジア太平洋ローン市場協会(APLMA)による「ソーシャルローン原則」に準拠しています。この4つの原則には、調達資金の使用方法、プロジェクト評価、資金管理、レポーティングが含まれ、透明性と責任を保持しつつ、社会的意義を持つプロジェクトの資金調達を実現します。

五常は、これにより企業としての信頼性を高め、資金調達の過程での社会的インパクトとの関連性を明確化しています。特に、これまでの日本の金融市場では見られなかった、株式までを網羅するソーシャルファイナンスの枠組みを導入する点が注目されています。

コンプライアンスと外部評価の重要性



このフレームワークの策定に際して、五常はISS Corporate Solutionsによる外部レビューを受けており、これによって確かな評価を受けています。ISSは、ESG(環境・社会・ガバナンス)評価やサステナビリティ開示支援を行う国際的なリーダーです。五常は、この透明性を通じて社会的な責任を果たし、金融商品が本当に社会に役立つものであることを証明しています。

調達資金とプロジェクト対象



本フレームワークによって調達された資金は、「適格ソーシャルプロジェクト」に充てられ、実際に金融包摂を促進するサービスに使われる予定です。これにより、途上国の小規模事業者や女性起業家に対する支援が強化され、経済的な自立を助ける仕組みが整えられます。

今後の展望と社会的意義



五常は、今後も金融包摂を通じて可能としたい「誰もが自分の未来を決めることができる社会」の実現に向けて邁進します。このフレームワークは、金融業界に対しても新しい道を示すこととなり、他の企業にも影響を与えるでしょう。国際的なスタンダードに準じた取り組みを進めることで、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

五常・アンド・カンパニーは、この新たな挑戦を胸に、途上国を含む地域社会においても前向きな変化を起こし続けるでしょう。


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会社情報

会社名
五常・アンド・カンパニー株式会社
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷3–14–5
電話番号

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