新たに発表された「コンピュータ書籍棚分類コードガイド」
コンピュータ出版販売研究機構(CPU)は、2024年10月版の「コンピュータ書籍棚分類コードガイド」を新たにリリースしました。この改定は、書店様の棚作りをサポートするための重要なガイドラインを提供するもので、特に中規模書店向けに特化した内容となっています。
棚作りのポイント
今回の改定では、特に注目すべきは「売れる!PC書棚作りのポイント」について、見開き2ページにわたって詳細な情報が掲載されたことです。これにより、各ジャンルの書籍の選定方法や陳列方法が具体的に解説されており、最新の市場動向を踏まえた棚作りが可能になります。
棚チェックリストの導入
巻末には新たに「棚チェックリスト」が追加されました。このリストは棚作りのポイントを基にしており、棚の更新や改善の必要性を確認するためのガイドラインとして役立ちます。定期的に棚をチェックし、感じる問題点に注意を向けることができるでしょう。
新しい分類が加わった理由
特に注目すべきは、大分類「B8 人工知能・機械学習」に小分類「B8-05 AIサービス」が新たに追加された点です。これはOpenAI APIなど、大変注目されている高度なAIサービスに関する書籍を対象としたもので、最新の機械学習関連書籍の取り扱いを強化しています。
最新用語の追加とその意義
AI・機械学習の急速な進化を背景に、代表的な最新キーワードも追加されました。具体的には、「D4-03 AIアプリ活用」や「B8-02 機械学習・深層学習」、「B8-04 生成AI、対話型AI」などが含まれており、これらのキーワードによって今後の書籍の選定や販売促進に役立つことが期待されています。
旧用語の整理
また、利用頻度の低下した旧用語の整理も行われており、これによって書店様や出版社がより良い書籍カテゴリの管理を行うための手助けが予想されます。これは書籍業界全体の透明性と効率性を向上させる重要なステップです。
最後に
詳細情報は、コンピュータ出版販売研究機構(CPU)の公式ウェブサイトからダウンロード可能です。最新のガイドラインを参照することで、書店様の棚作りにおける効果的な戦略を磨いていくことができるでしょう。書籍の販売において、より多くの可能性を探索できるこの機会をぜひ活用してください。
【コンピュータ出版販売研究機構(CPU)】
- - 会長: 小河原 基(マイナビ出版)
- - 加盟会社: SBクリエイティブ、技術評論社、秀和システム、翔泳社、マイナビ出版、ソシム(準会員)
- - ホームページ: 公式サイト