ディオールの2026年クルーズコレクションがローマに登場
2025年5月28日午前4時15分、日本時間にディオールが発表する2026年クルーズコレクションが、イタリアのローマにある「ヴィラ アルバーニ トルロニア」と呼ばれる歴史的な邸宅からライブ配信されます。この特別な場所は古代ローマの魅力を併せ持ち、ディオールの新たなコレクションが華やかに披露されるのにふさわしい場となっています。
新古典主義の地での発表
今回のショーは、マリア・グラツィア・キウリがデザインしたエレガントなシルエットが特徴で、新古典主義が生まれた地にその舞台は用意されています。このイベントは、公式YouTubeチャンネルや各種SNSプラットフォームを通じて視聴可能で、多くのファンにその舞台裏をお届けします。
衣装制作のルーツを探る旅
コレクションに先立って、キウリはローマの衣装店「ティレッリ トラペッティ」を訪れ、そこでインスピレーションを得ました。この店は、イタリア映画の精神を色濃く反映した魅力的な空間です。彼女は、オートクチュールのアトリエと演劇や映画の衣装制作アトリエの共通点について考え、その設計過程からコレクションに応用したいという思いを抱いています。
ティレッリで見られる、マエストロ・ピエロ・トージが『椿姫』のために制作した美しいガウンや、加工されたガーゼ、手縫いのプリーツなどは、未来のコレクションに向けた重要な素材となります。こうした異なる時代の素材を駆使することにより、時代を超えた詩情の中にも新しさを持たせる試みに挑んでいます。
トスカーナ地方の美しい庭園
さらに、キウリはトスカーナ地方の「ヴィラ・レアーレ・ディ・マルリア」を訪れました。かつて伯爵夫人ミミ・ペッチ・ブラントが所有したこの邸宅は、重要な文化の拠点でした。彼女の魅力に引き寄せられ、多くの名士たちが集っていたというこの庭園には、コンメディア・デッラルテのキャラクターを象った像が点在し、まるで舞台のような独特の雰囲気を醸し出しています。
この神秘的な場所は、アーティストたちの創造力を呼び起こし、訪れる人々に癒しの時間を提供する特別な空間となっています。ディオールの新コレクションは、この歴史的な背景と美しい場所から鮮やかに生まれ出ることが期待されています。
まとめ
ディオールの2026年クルーズコレクションは、歴史的なローマの地からのインスピレーションを受け、ファッションの新たな未来を描きます。マリア・グラツィア・キウリの手によるエレガンスあふれるコレクションを、ぜひ楽しみにしてください。公式ハッシュタグは #DiorCruise と #ディオール です。