地域子育ちフォーラム2024のご案内
子どもを中心に据えた社会の実現に向け、「地域子育ちフォーラム2024」が開催されることが決まりました。このフォーラムは、2024年9月14日(土)に、東京都豊島区のワーカーズコープ池袋本部とオンラインで同時開催されます。参加は無料で、子どもに関わる問題に興味のある地域住民や子育ち支援に関心のある職員も参加可能です。
フォーラムの背景
近年、子どもたちを取り巻く環境は非常に厳しく、不登校の児童は30万人を超え、虐待件数も20万件以上に達しています。さらに、若年層の自殺者数は500人を上回り、コロナ禍や地政学的危機からも影響を受けています。このような危機的状況の中で、全ての命が脅かされる時代かつてない深刻さを増しています。このフォーラムでは、これらの現状を共有し、子どもたちが自らの権利を持ち、主体的に育つための「こどもまんなか」社会の実現を目指します。
フォーラムの概要
日時
- - 2024年9月14日(土)10:00〜16:15
会場
(東京都豊島区東池袋1-44-3 ISPタマビル)
主催
- - ワーカーズコープ連合会(日本労働者協同組合連合会)
- - 労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団
プログラム内容
本フォーラムでは、基調講演や座談会など多彩なプログラムが用意されています。特に、東京都世田谷区立桜丘中学校元校長の西郷孝彦氏による基調講演「子どもの主体を育むー世界を変える子どもたちー」が注目されます。開会挨拶後、午前中に予定されているこの講演で、子どもたちがどう自らの権利を発揮し、世界を変えていくのかが語られることでしょう。
昼休憩後のセッションでは、NPO法人SINCEや無門福祉会の活動を通じて、より多角的な視点から子どもたちの刻苦勉励が紹介されます。特に、「いのちを育む」座談会は、様々な立場から子どもの育ちに寄与する事例が紹介され、参加者のディスカッションを誘う機会となります。
最後に、子どもたちの声を聴くセッションでは、実際に子どもたちがいる家庭の意見が反映される貴重な時間になるでしょう。
労働者協同組合法の意義
2022年に施行された労働者協同組合法は、地域づくりを重視し、地域に根ざした協同労働の仕組みを通じて、地域の活性化を図るものです。この法律により、地域住民が協同で事業運営に関与できる仕組みが整い、持続可能な地域社会の実現が期待されています。具体的には、労働者協同組合は、その組合員が自ら出資し、主体的に事業を運営することで、必要とされる仕事を生み出す役割を果たします。
参加申込方法
参加したい方は、9月7日(土)までに申し込みが必要です。詳細な情報は、主催団体のウェブサイトにアクセスしてください。
パンデミックや国際的な危機が続く中、今こそ子どもを中心に、地域社会全体で支え合う体制を築くための重要なステップと言えるでしょう。多くの皆様の参加をお待ちしています。