企業とNPOによる「子ども領域の横断的共創」ダイアローグ開催
社会課題に対応するためには、企業とNPOが力を合わせることが重要です。11月12日、東京渋谷区の株式会社中島董商店本社で、「社会課題解決に向けた企業×NPOダイアローグ~子ども領域の横断的共創を目指して~」が開催されます。主催は、ICHI COMMONS株式会社と放課後NPOアフタースクール。
このイベントでは、様々な立場からの登壇者が集まり、横断的共創の成功事例や課題について語ります。ICHI COMMONSは、社外連携を推進するプラットフォーム「サステナNet」を提供しており、社会課題解決に向けた企業のサステナビリティ戦略や活動内容も共有されます。
横断的共創の重要性
日本では急速な人口減少や少子高齢化が進み、多くの子どもたちが厳しい環境で成長しています。実際、多くの子どもが貧困状態にあり、自己肯定感や幸福度の低下、さらには高い自殺率が問題視されています。これらの状況を乗り越え次世代を育てるためには、様々な大人が関与する必要があります。
本ダイアローグには、三井住友フィナンシャルグループやサントリーホールディングスのような企業が参加し、それぞれの活動を発表します。三井住友はアトリエ・バンライを通じて、小学生へ体験の機会を提供しており、一方サントリーはこども冒険バンクで体験格差の解消に取り組んでいます。これらの企業とNPOの連携がどのように進化しているのか触れる良い機会です。
開催背景と今後の展望
放課後NPOアフタースクールとICHI COMMONSは、さまざまな団体との意見交換を通じて、子ども領域での活動が分散している現状を懸念してきました。より効率的に社会問題に対処するためには、知見とリソースを集約し、協働の道を探ることが必要だと感じています。
今回のダイアローグを通じて、さらに多くの企業とNPOが連携し、社会課題に向き合う新たなアプローチやアイデアを生み出すことを期待しています。参加者は、この大会をつうじて得た知識を活かし、各自の企業や団体でどのように横断的共創を発展させるかを考える機会となるでしょう。
イベントの詳細
本ダイアローグは、企業のCSR部門やNPOの関係者にとって非常に価値のあるイベントです。参加は無料であり、事前に申し込みが必要です。参加者は、実際に活動している企業やNPOの士気を感じ、具体的な施策を学ぶことが出来ます。
1.
主催者挨拶
2.
企業とNPOの横断的共創
- ICHI COMMONS株式会社 代表取締役 伏見 崇宏
3.
事例紹介
- 三井住友フィナンシャルグループと放課後NPOアフタースクールによる取組み
- サントリーホールディングスとフローレンスの協働事例
4.
ディスカッション
- 「子ども領域の協働における課題と工夫」
5.
パネルトーク
- 「新しい横断的共創に向けて必要な要素」
6.
交流会
- 企業とNPOのさらなる協働に向けた意見交換
この機会に、社会全体が子どもたちの未来に目を向け、連携して取り組む姿勢を強化していくことが重要です。参加者同士で情報とアイデアを交換し、有意義な経験を持ち帰ることができるこのダイアローグ。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。