「78円の命」絵本化プロジェクトが始動
2012年に愛知県豊橋市で小学6年生の谷山千華さんが書いた作文「78円の命」。この作品は、動物の殺処分に関する現実をストレートに描き、多くの人々に感銘を与えてきました。特に、犬猫一匹の殺処分にかかる費用として登場する“78円”という金額は、心に残ります。この作文は、豊橋市での話し方大会で最優秀作品として認められ、その後、道徳の授業で使用されてきました。
10万匹以上の命が失われる現実
初めて「78円の命」を目にした時、誰もがその内容にショックを受けることでしょう。毎年20万匹以上の犬猫が保健所で命を落としている現実は、私たちの無関心を問いかけています。千華さんが小学6年生の目で動物たちの命について考え、表現したこの作文は、多くの人々に動物の命の重要性を認識させるための力強いメッセージとなっています。
絵本化へ向けたプロジェクト
この作品を絵本にし、子どもから大人まで多くの人に届けたいという強い思いから、東京を拠点に活動するクリエイターたちが集まりました。フォトグラファーやアートディレクター、ライターたちが参加し、クラウドファンディングを通じて資金を募るプロジェクトがスタートしました。彼らの目標は、たくさんの人にこの作品を読んでもらい、犬猫の殺処分について知識を広め、未来に向けた変化をもたらすことです。
プロジェクトメンバーの思い
プロジェクトメンバーは、作文を通じて動物の命を考えるきっかけを提供したいと意気込んでいます。これまで多くの人が知らなかった現実や、まだまだ犬猫の殺処分について無関心でいる人々に、絵本を通じて現状を伝え、考えるきっかけを作りたいと語っています。特に子どもたちにこの問題を理解してもらうことで、未来において動物たちの命が大切にされる社会を実現したいと思っています。
クラウドファンディングでの支援
このプロジェクトは、「GREEN FUNDING by T-SITE」にて支援を募集中です。絵本化の他にも、ポスターやリーフレットの制作も行う予定で、それにかかる実費(用紙代、印刷費など)をクラウドファンディングで集めます。目標金額が集まり、絵本が完成すれば、78円での販売を目指しています。支援者には、完成した絵本がもらえるプランや、名前が掲載されるプランなど、様々なリターンがあります。
プロジェクトメンバーのご紹介
- - Kay N(けい N): フォトグラファーとして活動し、動物との心温まる関係を知る。
- - 新村夏絵(しんむら なつえ): アートディレクターとしてデザインの視点から関与し、プロジェクトを支える。
- - 戸塚真琴(とづか まこと): ライターとして、動物の大切さを言葉で伝え、様々な媒体で活躍中。
彼らは、このプロジェクトを通じて「命」についての大切なメッセージを広めようと奮闘しています。賛同し、支援することで、動物たちに対する認識を変え、未来を切り開く手助けをしていきましょう。聞き、考えることから始まる大切な一歩を共に踏み出しませんか?
プロジェクト詳細リンク