アートと障がい者
2018-11-15 17:34:55
障がい者アートの新たな可能性を切り開く「SOMPOパラリンアートカップ2018」の舞台裏
障がい者アートの新たな可能性を切り開く「SOMPOパラリンアートカップ2018」
2018年11月13日、「SOMPOパラリンアートカップ2018」の入賞作品の発表と表彰式が開催されました。主催は一般社団法人 障がい者自立推進機構で、協力には日本プロサッカー選手会や日本バスケットボール選手会、日本ラグビーフットボール選手会などが名を連ね、特別協賛には損害保険ジャパン日本興亜株式会社が参画しています。
このアートコンテストは、障がい者アーティストの創造力と夢を引き出すことを目的に誕生しました。今回で3回目を迎え、すべてのスポーツをテーマにした作品が全国から応募されました。
多くの作品が集結
今回のテーマは「スポーツに関するすべてのこと」。個々の視点でスポーツを描くことが求められ、スポーツをする人や見る人、応援する人などさまざまな要素が作品に盛り込まれました。応募期間中、全国から集ったのは854点。その中から選ばれたのは、茨城県の飯島純子さんの「栄光のまなざし」がグランプリに選出されました。
入賞作品の魅力
グランプリ作品「栄光のまなざし」は、障がいを持つアーティストの視点から描かれた感動的な作品で、多くの人にインスピレーションを与えるものです。また、準グランプリには、秋田県のオイヌマナミカさんの「めざせゆめのオリンピックへ!」と、岩手県の工藤由記雄さんの「大リーグボール」が選ばれました。これらの作品もそれぞれの独自の表現が反映された迫力あるものです。
審査員と特別賞
審査委員長には武蔵野美術大学名誉教授の遠藤彰子さんが名を連ね、著名な漫画家やアイドルも審査員に参加。多様な視点からの評価が行われました。さらに、現役選手が審査する賞もあり、スポーツ界との交流も促進されました。
受賞作品の展示
受賞作品は東京都内を中心に展示されることが決まりました。アトレ恵比寿やラゾーナ川崎、東京タワーなどで、障がい者アートの魅力を多くの人に知っていただくための展示が行われます。入場料は無料で、気軽に訪れることができます。
今後の取り組み
一般社団法人 障がい者自立推進機構は、引き続き障がい者アーティストの活動をサポートし、彼らの経済的自立を目指す取り組みを進めていきます。「障がい者がアートで夢を叶える世界を作る」というテーマのもと、アートの力を借りて、より多くの障がい者が社会に参加できるような環境づくりに注力します。障がい者アートの可能性は無限大です。あらゆる人がこの活動に参加し、支援することで、社会全体が豊かになることを期待しています。これからも障がい者アートを応援していきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 障がい者自立推進機構
- 住所
- 東京都港区芝3-40-4 三田シティプラザ5F
- 電話番号
-
03-6436-0035