スポGOMI ワールドカップ 2025 香川STAGE 開催
2024年12月8日、高松市福岡町周辺で行われた『スポGOMI ワールドカップ 2025 香川STAGE』では、国内から集まった17チームによる熱い戦いが繰り広げられました。特に注目を集めたのは、社会人チームの『奮迅会』で、彼らは38.615kgのごみを収集し、4222.1ポイントを記録して見事に優勝しました。これにより、彼らは2025年9月に東京で開催される全日本大会へと進む権利をゲットしました。
スポGOMIとは?
『スポGOMI』は、スポーツとごみ拾いを組み合わせた新しい形の競技で、3人1組のチームが制限時間内に指定されたエリアのごみを拾い、その量や種類に応じてポイントが与えられます。この取り組みは、日本国内でのごみ削減を推進するだけでなく、世界に向けた海洋ごみ削減のムーブメントを創出することを目指しています。
香川STAGEの詳細
今回の大会には、計17チーム、50人が参加。小学生から社会人まで様々な世代が集まり、寒風が吹き荒れる中での挑戦はまさに試練でした。また、今回の大会は日本財団の支援のもと、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブが運営しました。
香川県は、瀬戸内海に面し、海洋ごみの流入が特に問題視されています。高松市福岡町周辺は工場地帯や河川、住宅街が隣接し、多様な環境が広がっています。参加者たちは、それぞれの場所でのごみ拾いを行い、特にタバコの吸い殻や風で飛ばされたごみが目立ちました。
優勝チーム『奮迅会』の戦略
優勝を果たした『奮迅会』は、作戦タイムを設けて事前に拾うポイントを確認し、効率良く行動したことが成功の鍵と言います。チームのメンバーは、環境美化への強い意欲を持っており、筋肉痛を恐れずに最後まで全力疾走しました。「スポGOMI最高。次の日本STAGEでも良い結果を残したい」と意気込みを語っています。
環境意識の高まり
香川STAGEでは、全体で173.2kgのごみが集められ、参加者の意識の高さが浮き彫りになりました。特に海に面した地域でのごみ問題の深刻さを知ることができ、今後もスポGOMIを通じて海洋ごみ削減の意識を高めていくことが求められています。
まとめ
2025年には世界30カ国から競技者が集まる予定のスポGOMIワールドカップが開催されることから、今後の活動に期待が寄せられます。環境と結びついたこの新しいスポーツが、多くの人々に受け入れられ、広がっていくことを願ってやみません。