唐津市で地域循環共生圏を実現する「唐津ラボ」が始動

「唐津ラボ」が目指す地域循環共生圏の実現

2025年10月29日、佐賀県唐津市で「唐津ラボ」の設立表明式が行われました。この式典には、唐津市の市長、早稲田大学の教授、日本データーの社長、そして地域のNPO法人の代表が参加し、地域循環共生圏の形成を目指す新たな試みが始まります。日本データーは、唐津市と連携し、地域課題の解決にむけて積極的に取り組むことを表明しました。

「唐津ラボ」の設立背景

唐津市は、美しい自然環境、伝統文化、農水産物など多様な資源に恵まれた地域です。これらの資源を活かし、持続可能な地域づくりを進めるためには、地域社会の結束が不可欠です。「唐津ラボ」は、唐津市、早稲田大学、日本データー、NPO法人WeDの4団体が共同で設立した共創の場です。このラボでは、地域のさまざまな課題を可視化し、課題解決に向けての具体的なアクションを実施していくことになります。

組織の役割と参加者

「唐津ラボ」では、地域資源の調査を行う講座を開設し、学生や地域住民が協力して、その情報を集めていきます。また、高校生による地域文化祭の運営も支援するなど、次世代を担う人材の育成も重要な活動の一環です。地域の声を反映させ、地域社会を牽引するリーダーたちを育てる試みも行われる予定です。

地域課題を解決するSNS型システム

日本データーは、地域課題解決を支援する「SNS型地域情報システム」を早稲田大学と共同開発しました。このシステムは、唐津市で実施される地域循環共生圏の活動情報を共有し、関係者同士のつながりを深めるためのプラットフォームとして機能します。ただ情報を提供するだけでなく、参加者同士での評価や意見交換が行える点が特徴で、地域の人々が協力していくための架け橋となります。