『MISS KING / ミス・キング』の結城香を演じた山口紗弥加に迫る
ABEMAが全話無料で配信しているオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』。この作品では、俳優・アーティストの“のん”が主演を務め、彼女が演じる国見飛鳥とその父・結城彰一を巡る壮絶な復讐劇が描かれています。特に注目を集めるのが、飛鳥の復讐計画に立ちはだかる結城彰一の再婚相手、結城香を演じる山口紗弥加です。今回、山口にインタビューを行い、彼女の役どころや過去を振り返りました。
結城香というキャラクターの複雑さ
山口が演じる結城香は、将棋界に君臨する父を持ちつつも、強力な敵となる飛鳥を阻止しようとする女性です。彼女は手切金を渡したり、対局を出禁にするなど、飛鳥の復讐を妨害する役回りですが、その背後には壮絶な過去が隠されています。
「この作品は、単なる復讐劇ではなく、女性が将棋界でどう挑戦しているかというテーマも含まれている」と山口は語ります。
香は、女流棋士になることを目指すも、厳しい現実やプレッシャーに苦しむキャラクターであり、その葛藤が視聴者の共感を呼び起こします。さらに、彼女の選択が、単なる勝負のためではなく、人生そのものにかかっていることが強調されています。
将棋の神聖さ
山口はまた、将棋の印象についても興味深いコメントをしました。
「将棋は神聖なものであり、気安く触れてはならないと思ってきました。だからこそ、演じる際にはその厳かさを大切にした」と述べています。 実際、彼女は撮影前にプロ棋士に教わるなど、将棋の魅力に触れることで、役への理解を深めたそうです。
撮影現場でのエピソード
山口は撮影中の印象深いエピソードとして、中村獅童とのやりとりを挙げました。
「獅童さんは、非常に個性的でユーモラスな方でした。その存在感がシーンを一層引き立てることにつながった」と振り返ります。 また、のんとの共演シーンでは、雨が降り注ぐ中での厳しい撮影があったようです。
「急に霧雨が降ってきて、傘を持たないのんさんは努力してそのシーンを演じていました。あの心情に寄り添う雨という空模様が、全体の感情を引き立てていた」と山口は語ります。
最後に視聴者へのメッセージ
インタビューの最後に、山口は視聴者へのメッセージを伝えました。
「『MISS KING / ミス・キング』は、挑戦をテーマにした作品です。飛鳥と香の物語を通じて、自ら挑戦していく姿を楽しんでもらえたら嬉しいです」とのこと。
ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』は、全話無料で配信中です。この機会にぜひご覧ください。
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