株式会社peiliが新たな時代を切り開く
事業共創の新たな一歩
事業共創カンパニー、株式会社Relic(東京都渋谷区)が、ディープテックを活用した新たな企業、株式会社peiliに出資しました。この新しい会社は、AGCの次世代ミラー型ディスプレイ技術を基に構築され、その設立に貢献した経緯があります。peiliは、ミラー型ディスプレイの設計、販売、レンタルを手掛けるだけでなく、ARコンテンツやアプリを通じたインタラクティブなコミュニケーション体験を提供します。
peiliの進化するビジョン
代表には共に出資したAGCの元社員、新山 聡氏が就任。取締役にRelicの執行役員である永渕 貴煕氏が就任し、強力な経営体制を築きました。今後peiliは、2024年の公式サイト公開を皮切りに、インタラクティブな体験を実現するための具体的なプロジェクトを進める予定です。
Vtuberイベントを通じた体験の提供
2024年3月23日には、peiliによる次世代ミラー型ディスプレイを活用したVtuberリアルイベントが催される予定です。このイベントは、ファンや参加者にとって新たな体験の場を提供し、一層の盛り上がりを見せることでしょう。
設立までの道のり
RelicはAGCの次世代ミラー型ディスプレイ「Mirroria®」の活用を目指し、タイムマシン型アイデア創出サービス「IDEATION Cloud」を駆使し、様々な事業アイデアを模索してきました。カーブアウト実現のためには多くの実証実験を重ね、AGCの持つディスプレイ技術を生かしたビジネスモデルが形になりました。
DUALii スキームの実践
peiliの設立にあたり、プロジェクトには業界初の仮想出島スキーム「DUALii」が採用されました。これは企業が顧客企業に代わって役割を果たし、柔軟な戦略で事業共創を進める仕組みです。これにより、peiliはAGCの技術を駆使した新たな市場への進出を果たしました。
実証実験から見えた可能性
実証実験による成功事例も大きな収穫でした。アニメイト池袋本店では、Vtuberグループ「あおぎり高校」の「栗駒こまる」さんが次世代ミラー型ディスプレイを通じてファンとの新しいインタラクションを実現しました。また、他のイベントでも新しいファン体験が提供されており、その可能性を広げています。
将来のビジョンと社会貢献
Relicは、国内外の企業における技術の事業化を促進するため、カーブアウトに力を入れています。技術が事業化される率が低い日本において、新たなスタートアップを生むためのガイダンスが提供される2024年にさらに加速していくことでしょう。peiliも「鏡を超えて、新しい体験を」という理念の下、独自の技術を活かして社会実装を進めていきます。
結論
新会社peiliの設立は、日本のディープテックが国際的な舞台で活躍する可能性を秘めた一歩と言えるでしょう。株式会社Relicの支援を受けて、peiliは革新的なサービスを通じて、さらなる成長を目指します。今後の展開に注目です。
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