ホテル5館共同のアップサイクル時計展
日本各地のクロスホテルで、廃プラスチックを利用したユニークなアップサイクル時計が展示される取り組みが始まりました。このプロジェクトは、ホテル5館が共同で実施し、合計約51キロの廃プラスチックから制作された一点物の時計が特徴です。
プロジェクト背景
オリックス・ホテルマネジメントが運営するクロスホテル札幌、京都、大阪、クロスライフ博多天神、博多柳橋の5館は、サステナビリティをテーマにした取り組みの一環としてこのプロジェクトに参加しています。昨今の環境問題への意識の高まりを受け、地域企業や自治体との連携を大切にしながら、サステナブルな観光を目指す「つなぐはぐくむツーリズムプロジェクト」をスタートしました。
特に「海の豊かさを守ろう」というSDGsの目標のもと、使用済みアメニティや不要なプラスチックを回収し、株式会社REMRAREの技術を活用して異なる素材をリサイクルし、板材に成形しました。
時計の特徴
アップサイクル時計はそれぞれのホテルの特徴に基づいたデザインで、各施設のパブリックスペースに展示されています。クロスホテル札幌では、赤色のアクセントが際立つ壁掛け時計、京都では木製の針を使用した置時計が展示されています。さらに、大阪では赤い針の置時計がコンシェルジュデスクに設置され、博多天神ではブランドカラーに合わせたイエローの時計が登場。博多柳橋ではナチュラルな雰囲気を大切にしたラウンド型の時計が展示されています。
廃棄物の回収方法
アップサイクル時計作成にあたっては、各施設で回収ボックスを設置しました。使用済みのヘアブラシやペットボトルキャップは1キロを集め、小笠原諸島でのビーチクリーン活動を通じて得た5.1キロの海洋ゴミも使用。
また、各ホテルが使用しなくなったプラスチック関連のアイテムも38キロ分回収され、時計の素材として再生されています。
ホテルのサステナブルな未来
オリックス・ホテルマネジメントは、今後もお客様に多彩な心地よさを提供しつつ、環境保護の取り組みを続けていくと表明しています。地域との共生やサステナブルな観光を推進するための新たな試みは、旅行者にとっても意義深い経験を提供するでしょう。
この素晴らしい取り組みを通じて、環境保護の重要性を多くの方々に伝え、持続可能な観光を実現することを期待しています。皆さまもぜひ、クロスホテル各館でのアップサイクル時計展示を訪れてみてはいかがでしょうか。新たな発見が待っています!