福井市とZ世代若者の新しい取り組み
福井市では、新たな試みとして「クリエイトフクイプロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、地域の未来を担うZ世代の若者たちが中心となり、福井市のまちづくりや地域課題解決に取り組むものです。Z世代は、自分たちの意見や視点を活かして、市の魅力を広めることに貢献できるという志を持っています。
プロジェクトの始動
このプロジェクトの発足は、令和7年6月10日(火)に行われた委嘱式から始まりました。式には福井市の西行市長が出席し、参加者に対しての委嘱状を授与しました。イベントの中では、プロジェクトの概要説明が行われ、各部門で活動する参加者たちが初めて顔を合わせる機会も設けられました。若者たちは、「福井市の魅力を動画で伝えたい!」と、自身の意気込みを語っていました。
クリエイトフクイプロジェクトの内容
プロジェクトには、福井市の若手職員から構成されるチームがサポートとして参加し、若者たちを含んだ6つの部門に分かれて活動します。具体的な内容は以下の通りです。
1.
まつりの企画・運営・広報(8名)
福井フェニックスまつりをはじめとした様々なイベントの広報や企画活動を担当します。
2.
公民館×Z世代で避難所運営ゲーム製作(5名)
避難所運営に関するゲームを制作し、中高生へ防災教育を行います。
3.
認知症普及啓発イベントの企画・運営・広報(5名)
認知症に関する理解を深めるイベントを企画し、SNSを通じて情報発信します。
4.
新婚世帯へのリポーター体験・情報発信(5名)
現役の新婚夫婦を取材し、結婚生活の魅力をInstagramで発信します。
5.
就農体験・就農パンフレット製作(6名)
農業体験を通じて得た知見をもとに、新規就農者向けのパンフレットを作成します。
6.
TikTokで福井市の魅力発信(13名)
若者たちの視点で見つけた福井の魅力を市公式TikTokで発信するチームです。
このように、各部門には42名の若者が参加し、それぞれ専門的なプロジェクトに携わります。各若者間の交流も重要視され、意見交換会なども開催される予定です。
実施スケジュールと成果発表
プロジェクトは2023年の6月から始まり、様々な取り組みを2023年末まで行う予定です。活動頻度は月に1~2回程度で行われ、来年の初めには福井市長や市民に対する成果発表会も設けられます。
参加者の声
プロジェクトへの参加応募は30名の予定でしたが、なんと42名の応募がありました。これは、地域に対する若者たちの熱い思いが反映された結果ではないでしょうか。このプロジェクトは、若者が意見を反映しながら、共に福井市を楽しみ、より良い未来を創造していくことを目指しています。福井市の未来に向けたこのダイナミックな挑戦に、都市や世代を超えて注目が集まることでしょう。