株式会社ビジョン&ITラボ、ARゲームプラットフォームを開始
株式会社ビジョン&ITラボがこのたび、拡張現実(AR)技術を駆使した新しいゲームプラットフォーム「AR探索アドベンチャー」を発表しました。これにより、プレイヤーはスマートフォンのブラウザから手軽にアクセスし、指定アプリをインストールすることなく、スムーズにゲームを楽しむことができます。AR技術を用いることで、現実の世界にデジタルコンテンツを融合させ、自身の周囲に秘められたストーリーやキャラクターを発見するという新たな体験を提供します。
体験とテストプレイ
このプラットフォームでは、スマートフォンのカメラを利用して、ポスターやランドマーク、商品などを撮影することで、ゲーム内アイテムやキャラクターの発見が可能です。最近、2023年11月23日から26日にかけて、神奈川県横浜市の綱島公園で実施されたオリジナルコンテンツ「妖怪ハンター候補生」のテストプレイでは、参加者から85%が「満足」または「大変満足」と回答し、高い評価を得ました。この結果は、AR探索アドベンチャーがユーザーに魅力的であることを示しています。
簡単な登録システム
「AR探索アドベンチャー」は、個人情報を必要とせず、ユーザーが簡単に登録できる点も魅力の一つです。これにより、誰でも気軽にゲームを開始でき、さらなる参加者の増加が見込まれています。ユーザーは現実世界のオブジェクトをカメラで撮影し、それに応じたストーリーの謎解きに挑むことができます。
高いカスタマイズ性
さらに、このプラットフォームの特筆すべき点は、その高いカスタマイズ性です。例えば、ご当地のキャラクターを登場させたり、その地域の観光地に関する歴史クイズを組み込むなど、多様なニーズに応じたコンテンツを提供できます。ユーザーが訪れる場所の混雑状況に応じて周遊先を調整したり、天候や曜日に基づいて遊ぶべきスポットを変えることもできるため、より柔軟なプレイ体験を実現しています。
効果測定を通じてのサービス向上
「AR探索アドベンチャー」では、ユーザーがゲームをプレイした履歴を収集することで、訪問者の動きや集客の変化、商品撮影頻度などを可視化し、より良いサービス向上へとつなげています。このデータは観光地や商店街、ショッピングモールなどの新たな戦略に役立てられ、未来の取り組みにおいて効果的な施策が講じられることが期待されています。
将来的な展望
今後は、観光地や商店街、テーマパークなどでの実際の利用が進められ、その成果をもとにさらなるサービスの開発へとつなげていく計画です。また、画像認識技術の強化やコミュニティ機能の実装、ストーリー製作機能の公開など、多面的な発展を目指しています。
代表のコメント
株式会社ビジョン&ITラボの代表取締役である皆川卓也氏は、AR探索アドベンチャーが子供たちに喜ばれる内容であることを願って開発されたことを述べ、「このプラットフォームを通じて、様々な人々に楽しんでもらえるものを提供していきたい」と彼のビジョンを語ります。顧客にとっても嬉しいサービスを提供しながら、新しいコンテンツを育てていく姿勢が強調されました。
会社情報
ビジョン&ITラボは、東京都台東区に本社を置き、2018年に設立されました。コンピュータビジョンやAI分野におけるコンサルティングや開発を手掛ける同社は、今後の展開も非常に注目です。
詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。
株式会社ビジョン&ITラボ