環境に優しい新インク
2021-08-24 10:00:08
次世代印刷用インク、新たな環境対応技術を発表!
都インキが発表した新製品
都インキ株式会社(大阪市鶴見区)は、環境に優しい次世代型印刷用インクを開発し、2021年8月26日から開催される「JP2021・印刷DX展」で初お披露目することを発表しました。この新開発された製品は『サステナブルブラックインク』と『サステナブルインク』の2種類です。
サステナブルブラックインクの特徴
『サステナブルブラックインク』は、不必要なインクを回収し、再生利用するという環境配慮型の印刷用インクです。業界内で産業廃棄物として処理されるインクをリユースすることにより、1トン当たり約2.17トンのCO2排出を削減できると見込まれています。
原田社長はこのインクについて、「環境問題に真剣に取り組むことで、お客様に持続可能な選択肢を提供できると確信しています」。また、このインクは全てISO認定を受けた工場で生産され、循環サイクルを意識した設計がされています。
自然由来のバイオマスを使用したサステナブルインク
一方、『サステナブルインク』は、自然由来のバイオマス原料を極限まで使用しており、印刷業界における環境対策として高い注目を集めています。このインクは、石油由来の原料の使用を避け、持続可能な手法で製造されています。すでにいくつかの印刷会社でテストが行われ、実用性が確認されています。
製品開発へのこだわり
同社は昭和23年の創業以来、印刷インクの製造を主な事業としており、長年にわたって環境負荷の低い製品を開発してきました。近年のエコロジー関連の関心の高まりを受け、持続可能な商品が求められる中で先駆けた製品開発を行っています。例えば、抗菌インクの開発により、新型コロナウイルス対策にも寄与しています。
展示会での展望
『サステナブルブラックインク』と『サステナブルインク』は、印刷業界の新たなスタンダードを目指し、SDGsの目標実現にも貢献するものとして位置付けられています。原田社長は「環境への対応は避けて通れない課題であり、我々の製品がその一助となることを願っています」と語ります。
展示会では、両製品の詳細や使用法などの説明を行い、未来の印刷業界のあり方についても情報を発信したいと考えています。ぜひ、同社のブースに立ち寄り、最新の取り組みに触れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
都インキ株式会社は、印刷インクのリーディングカンパニーとして、環境対策を徹底した製品開発に力を入れています。これからの印刷業界で、持続可能な社会の実現に向けて着実に一歩を踏み出していることが感じられます。
会社情報
- 会社名
-
都インキ株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市鶴見区放出東1-7-13
- 電話番号
-
06-6961-0101