Spotifyが日本でミュージックビデオのベータ版を開始
世界中で6億人以上が愛用するオーディオストリーミングサービス、Spotifyが2024年3月から一部地域で展開されていたミュージックビデオのベータ版を日本を含む新たな85の国と地域に提供開始しました。この取り組みは、ユーザーが音楽と映像を通じてアーティストの世界観をより深く享受できることを目的としています。
ミュージックビデオの導入により、Spotifyはさらなる音楽体験の拡充を図っています。具体的には、ユーザーが新しい音楽を発見し、気に入った楽曲を繰り返し再生したり、お気に入りを保存してシェアすることで、音楽との新たな接点を増やすことが期待されています。これまでにベータ版を体験した国々では、ミュージックビデオ視聴後の再生率が約34%も向上し、お気に入り追加や共有がそれぞれ約24%増加するという実績があります。これにより、アーティストとファンとの関係もより強化されることが期待されています。
ミュージックビデオの特徴
モバイルやデスクトップ、さらにはテレビでも視聴可能なミュージックビデオは、モバイルデバイスを横にすることでフルスクリーンで楽しむこともできます。このシームレスな体験により、ユーザーは楽曲再生画面から簡単にオーディオとビデオを切り替えることができます。
また、新着ミュージックビデオに関する通知機能も搭載。最近保存した楽曲のミュージックビデオや新たに追加されたビデオをすぐに確認できるのです。ユーザーは楽曲名やアーティスト名で簡単にミュージックビデオを検索し、すぐに視聴できる便利な機能も用意されています。この新しい体験が、より多くの音楽との出会いを促進します。
今後、対象となる楽曲は増えていく予定で、Spotifyプレミアムユーザーは数週間のうちにミュージックビデオを楽しむことができるようになります。これにより、リスナーはアーティストの映像作品を通じて、さらに深い音楽理解を得ることが可能になります。
Spotifyの展望
音楽事業部門の大西響太氏は、今回の取り組みについて「Spotifyには個人に最適化されたリスニング体験やプレイリストを通じて新たなアーティストとの出会いを創出する仕組みが豊富に揃っています」と述べており、ミュージックビデオの追加によってさらにユーザーの音楽体験が向上し、アーティストとリスナー間のエンゲージメントも深化することを期待しています。
Spotifyは2008年のサービス開始以来、音楽の楽しみ方を革新してきました。現在では1億曲以上の音楽と600万以上のポッドキャストを利用可能で、特にプレミアムプランにアップグレードすることで、広告なしのより良い音質で音楽を楽しむことができます。Spotifyは世界180以上の国に展開しており、2300万人以上のプレミアム会員を含む6億2600万人以上のユーザーが日々利用しています。
Spotifyの新しい取り組みにより、音楽と映像の融合による新たな楽しみ方が広がることが楽しみです。これからも進化し続けるSpotifyから目が離せません。