環境省主催の第6回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」での銅賞受賞
2023年10月、野村不動産ホールディングス株式会社(以下「当社」)は、環境省が主催する第6回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」において、初めての銅賞を受賞しました。この賞は、ESG(環境・社会・ガバナンス)関連の債券や融資を活用し、関連市場の拡大に貢献した企業を表彰するもので、当社の取り組みが広く評価された結果と言えます。
賞の背景と受賞理由
受賞の理由として、大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA(芝浦プロジェクト)」に関連する取り組みがあげられます。このプロジェクトは、街区全体でカーボンニュートラルを実現することを目指しており、その資金使途となるグリーンボンド発行が高く評価されたのです。特に、地域の環境保全を意識した生態系への配慮などの具体的な施策が、持続可能な社会の実現に向けたポジティブなインパクトを創出している点が重要視されました。
また、当社は「環境サステナブル企業部門」でも3年連続で選定され、その開示の充実度にも評価が集まりました。このような取り組みにより、当社は環境問題に積極的に取り組む企業としての地位を確立しています。
ESGファイナンス・アワードって?
「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」は、環境省が2019年度に創設した制度です。ESG金融に関する取り組みを広く評価し、優れた企業の例を社会に共有することで、持続可能な金融の普及と質の向上を目指しています。特に、ESG関連の債券や融資を通じて資金調達を行う企業の取組みを称賛する重要な賞です。
野村不動産の今後の取り組み
当社は「Earth Pride-地球を、つなぐ-」というサステナビリティポリシーを掲げ、2050年を見据えた重点課題として「脱炭素」「生物多様性」「サーキュラーデザイン」の3つを設定しています。特に脱炭素への対応として、開発する建物において省エネルギー仕様を採用し、再生可能エネルギーへの転換を進めることが高い目標の一環です。
さらには、2028年3月期までにサステナブル・ファイナンスで7,000億円の調達を目指すことを公言しており、持続可能な社会の実現に向けた資金調達面での取り組みも重視しています。
情報発信とコミュニケーション
当社は、ESGファイナンスによる資金調達や環境課題への取り組みを継続的に開示し、ステークホルダーへの正確な情報提供を行う方針です。今後もカーボンニュートラルの実現に向けた持続的な努力を続けることにコミットし、社会にプラスの影響を与える存在であり続けることを目指しています。
このように、野村不動産は新たな挑戦を通じて持続可能な社会を構築することに貢献しており、今後の展開にも期待が寄せられています。詳しい情報や最新の事業活動については、当社の公式ウェブサイトやサステナビリティに関するページをご覧ください。