テクマトリックス、Secure Code WarriorのCERT C++対応を発表
テクマトリックス株式会社は、オーストラリアのSecure Code Warrior Pty Ltdが展開するセキュアコーディング学習プラットフォーム「Secure Code Warrior」について、CERT C++ Coding Standardへの対応を開始したことを発表しました。この取り組みは、日本国内でのソフトウェア開発に携わる企業に向けたもので、テクマトリックスが国内総販売代理店としてマーケティングやユーザーサポートを行います。
サイバー攻撃の脅威とセキュアコーディングの重要性
昨今、サイバー攻撃は日本企業にも大きな影響を及ぼしており、その結果、事業の継続や企業価値の低下が懸念されています。これを受けて、様々なセキュリティ対策が求められる中、特にソースコードからセキュリティ脆弱性を排除するセキュアコーディングの重要性が高まっています。このような背景から、ソフトウェア開発者には高いセキュアコーディングスキルが必要とされています。
Secure Code Warriorは、世界中の600以上の企業で採用され、安全なソフトウェア開発に大きく貢献しています。特に医療機器や金融など、厳しいセキュリティ基準が求められる業界での利用が目立ちます。
CERT C++ Coding Standardとは
新たにSecure Code Warriorが対応した「CERT C++」は、Computer Emergency Response Team(CERT)が作成したC++言語用のコーディング規約集です。これには、ソースコードにおけるセキュリティに関する詳細なルールが定義されており、開発者は一貫した方針でプログラムを作成することができます。具体的には、式や整数の扱い、メモリ管理、エラー処理などが明確に示されています。これにより、企業はセキュリティリスクを軽減し、より信頼性の高いソフトウェアを提供することが可能になります。
Secure Code Warriorの機能とサービス
テクマトリックスは、Secure Code Warriorを通じて、セキュアなプログラミングの実践を支援します。新たに追加されたCERT C++対応の学習コンテンツは、様々な形態で提供されており、動画やテキストを用いて基礎知識を学ぶことができます。また、実務を考慮した内容で脆弱性の特定や修正を行う実践的なテストも用意されています。
さらに、Secure Code Warriorには多彩なカスタマイズ可能なコースがあり、OWASP Top 10やPCI DSSなどの国際標準規格に準拠したコースも提供されています。プレイヤーは、セキュリティスキルを競うトーナメント機能を通じてゲーム感覚で学ぶこともでき、組織全体でセキュアコーディングに対する意識を高める手助けとなります。
スキル診断サービスで実力を可視化
また、テクマトリックスではSecure Code Warriorのスキル診断サービスを通じて、チームメンバーのコーディングスキルを可視化し、組織内の弱点を把握することができます。このサービスを利用することで、セキュアコーディングに対する意識向上やチーム全体の能力向上が期待できます。
テクマトリックスについて
テクマトリックス(証券コード3762)は、ITインフラに関するソリューションをワンストップで提供するを核心とした企業であり、医療情報分野でも大きな役割を果たしています。彼らのセキュリティに関する知識と実績は、ダイナミックなIT環境の中でますます重要な役割を果たしています。
Secure Code Warriorがもたらすセキュアコーディング学習の新たな可能性に期待が寄せられており、企業のソフトウェア開発における安全性は一層高まることでしょう。詳細はテクマトリックスの公式ウェブサイトを訪れてご確認ください。