ウィークデーの新展開
2018-07-05 14:02:25

ファッション界に新たな風、株式会社ウィークデーが子会社設立へ

近年のデジタル化の波に乗り、ファッション領域に特化したコンテンツスタジオである株式会社ウィークデーが新たに子会社を設立することを発表しました。この発表は、同社がファッションメディア市場におけるさらなる成長を目指すもので、実際に視覚的な影響力を持つメディアの重要性が増している中での戦略的な動きと言えます。

新たな挑戦の背景



最近では、SNS経由での情報発信やインフルエンサーの影響力が増す中で、特定の領域に特化したメディアの姿勢が求められています。Instagramなどのソーシャルメディアが進化する中で、ウィークデーは独自のクリエイターやモデルといったネットワークを強化し、読者数や収益の急成長を果たしてきました。こうした成功を受けて、新たな体制を整えたとも言えるでしょう。

この度、株式会社ウィークデーはホールディングス体制へと移行。「Droptokyo」「The Fashion Post」「HOLIDAY」の3つのブランドはそれぞれ独立した子会社として運営されることになります。これにより、各社のメディア機能が独立採算で運営され、グループ企業の間での相乗効果を計り、全体の収益性向上を図るという狙いがあります。

各社の特徴と成長戦略



子会社として設立された「バンクオブストリート」「ザポスト」「ホリデー」は、それぞれ特化したメディアや事業展開を行っています。「バンクオブストリート」は、ストリートファッションメディア「Droptokyo」を運営し、国内最大級のファッションコミュニティとしての地位を確保しています。着実にInstagramフォロワーを増やし、最近2年間で12万人増加した実績を持ち、年間スナップ数もおよそ2000件に達しています。

さらに「ザポスト」は、最上級のファッションコンテンツを日々発信するWebメディアです。月間30万人の読者を誇り、インターナショナルな視点でキュレーションされたファッションやアート、ライフスタイルに関する記事を展開しています。著名なクリエイターとのインタビューや、ラグジュアリーブランドを対象としたクリエイティブ制作を通じて、さらなる収益性を追求しています。

最後に「HOLIDAY」は、タレントやモデルをマネジメントするエージェンシーで、持ち合ったSNSフォロワー数は47万人を超えます。ポスト・インフルエンサー時代を切り開くタレントを育成し、次世代の顔を発掘することをミッションとしています。

未来への展望



株式会社ウィークデーのCFO沼澤裕太氏は、創業以来培ってきた媒体力や制作ノウハウを独自に駆使し、資金調達の戦略を地方銀行との関係を基盤に強化していると述べています。この分社化は、資金調達の強化とグループ間の相乗効果の最大化を目指すもので、デジタル時代におけるブランド企業のマーケティング課題に質と量で応える企業として成長を続けることが期待されています。

このような新展開を見せるウィークデーは、今後もファッションメディア業界での影響力を高め、独自の文化を育んでいくことでしょう。特に、各子会社の特化した活動がどのような形でさらなる成長につながるのか、業界の注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社ウィークデー
住所
東京都港区南青山3-18-14南青山スリービル 3F
電話番号
03-6803-8131

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