和歌山県初の空飛ぶクルマ実証飛行と宮城県でのデモ飛行の成功

空飛ぶクルマが和歌山県と宮城県の空を舞う

次世代の空モビリティとなる「空飛ぶクルマ」が、和歌山県串本町と宮城県利府町で実証飛行とデモ飛行を行い、大きな注目を集めました。これらの試みは、空飛ぶクルマの社会実装に向けた重要なステップとなります。

和歌山県串本町での実証飛行

9月21日、和歌山県串本町の潮岬望楼の芝生では、約600人の観衆が見守る中、空飛ぶクルマが初めて和歌山の空を飛びました。これは「令和6年度空飛ぶクルマの運航実現に向けた社会受容性向上事業」の一環で、無人飛行と検査員が搭乗した有人飛行の計2回、合計8分間の飛行が行われました。参加者からは「自分の目で飛ぶ姿を見られて嬉しい」といった声が上がりました。

また、飛行終了後には南紀熊野ジオパークセンターで高校生によるプレゼンテーションやVR体験を伴う機運醸成イベントも開催され、地域の活性化に寄与する様子が見られました。

宮城県利府町でのデモ飛行

続いて、9月29日には宮城県利府町で空飛ぶクルマの一般公開デモ飛行が行われました。こちらも約600人が集まり、有人飛行と無人飛行をそれぞれ2回ずつ披露し、成功を収めました。このイベントは、宮城県での次世代モビリティの受容性向上を目指して実施されたものです。

見学者からは「VR体験がリアルで面白かった」「空飛ぶクルマに実際に乗ってみたい」という声が聞かれ、空飛ぶクルマに対する期待感が高まっています。