宗田理の想いを受け継いだ新作『ぼくらの秘密基地』が登場!
日本の児童文学界に大きな影響を与えてきた「ぼくら」シリーズ。累計販売部数は2000万部を超え、特に『ぼくらの七日間戦争』は多くの中高生に愛され続けてきました。この度、2025年7月9日に発売予定の新作『ぼくらの秘密基地』が発表され、再び注目を集めています。この作品は、宗田理さんが90年代から構想を練り続けていた女性を主人公とした新たな物語で、彼の思いを託された宗田律さんが筆をとっています。
新たな主人公たちの冒険
新作『ぼくらの秘密基地』では、中学2年生の女子たちが主人公となります。物語は、彼女たちが「解放区」を作るための冒険を描いたもので、女子だけによる夏休みの新たな挑戦が始まります。女子たちはライブ配信やファッションショーを通じて、親や教師から自由を勝ち取ることを試みます。しかし、この冒険が思わぬ事件に巻き込まれる展開が待ち受けています。
宗田理さんの遺志と新たな挑戦
2024年に95歳でお亡くなりになった宗田理さんは、創作活動を通じて子どもたちにエールを送り続けました。彼の息子、宗田律さんは父の意思を継ぎ、新作を書こうと決意。インタビューで語られたように、彼は父の作品への向き合い方や、その姿勢をよく理解しており、それを作品に反映させることで宗田理さんの想いを新たに届けたいと考えています。
物語の詳細
中学2年生の女子たちが織りなす物語は、一見楽しい夏休みの冒険ですが、実は犯罪組織との衝突が待っています。ひとみと純子が誘拐されてしまうという危険な目に遭うことで、物語はさらに緊迫した展開へと向かいます。英治たち男子キャラクターも登場し、女子たちと共同作戦を展開。彼らはピラニアのプールや巨大迷路など、工夫を凝らした仕掛けを使って敵に立ち向かいます。
セールスポイント
「ぼくら」シリーズは、その特異な視点とキャラクターの魅力で読者を引き込みました。新たな『ぼくらの秘密基地』も期待を裏切らないストーリーが展開されることでしょう。特に今回は女子が主役という新しい形をとることで、より多様な読者に響く作品となっています。
映画化も決定!
そして、嬉しいニュースとして、原作である『ぼくらの七日間戦争2』がYouTube「角川シネマコレクション」にて無料公開されることが決まりました。視聴期間は2025年7月25日から8月8日まで。新作の発売に先駆け、過去の作品を視聴することができる貴重な機会です。
結び
宗田理さんの思いを引き継いだ新たな冒険が描かれる『ぼくらの秘密基地』。この作品がどんな感動をもたらすのか、期待が高まります。ぜひ、発売日にその目で確かめてください。
書誌情報は以下の通りです。
- - 書名: ぼくらの秘密基地
- - 原案: 宗田 理
- - 文: 宗田 律
- - 絵: YUME
- - キャラクターデザイン: はしもとしん
- - 発売日: 2025年7月9日
- - 定価: 880円(本体800円+税)
- - ページ数: 240ページ
- - 発行: 株式会社KADOKAWA
これからの「ぼくら」シリーズにも目が離せません!