次世代モビリティ体験イベントが山梨で盛況に開催
山梨県が主催する『やまなしリニア・地域交通共創プラットフォーム』による、次世代モビリティの体験イベントが2023年11月16日に小瀬スポーツ公園にて行われました。当日は10代から70代以上までの約70名が集まり、電動キックボードの試乗を通じて新しい移動手段の魅力を体験しました。
試乗会の概要と参加者の様子
この試乗会は、9月29日から開始された実証事業の一環で、参加者はまずスタッフから交通ルールや乗り方についての指導を受けた後に、実際に電動キックボードを試乗しました。参加者たちは、風を感じながらの体験に驚き、「観光地や通学で使いたい」「便利で楽しい」と肯定的な意見を多数寄せていました。
また、参加者の80%以上が「簡単だった」と感じ、スムーズに乗りこなせた様子が伺えました。
安全面への懸念とその対策
しかし、すべての意見がポジティブなだけではなく、「乗る前に練習が必要」「公道でのスピードに不安を感じる」といった声も上がりました。特に、カーブやブレーキ操作の難しさを指摘する参加者が多く、安全面での配慮が重要だという認識を示しました。これに対して、主催者側では、交通ルールテストの実施やヘルメットの無料貸出を行い、ノーライドゾーンの設定、そして深夜営業の停止などの安全対策を講じています。
モビリティハブの形成に向けた取り組み
やまなしリニア・地域交通共創プラットフォームは、今回の実証事業を通じて交通網の課題を整理し、公共交通や地域拠点を結ぶ「モビリティハブ」の形成を目指しています。これにより、山梨県内をよりスムーズに移動できる二次交通網を構築するための検討を続けていく所存です。
今後の展望
この実証事業は2024年1月18日までの期間で行われる予定ですので、関心のある方はぜひこの機会に新しいモビリティ体験を試してみてください。新しい移動スタイルを体感することで、より便利で快適な生活を実現する第一歩となるでしょう。
お問い合わせ
本イベントに関する詳しい情報は、やまなしリニア・地域交通共創プラットフォーム(事務局:山梨県リニア・次世代交通推進課)までお問い合わせください。お電話は055-223-1659です。
この事業は令和7年度国土交通省『共創モデル実証運行事業』の補助金を受けて実施されています。