FUNDINNOとフィリップ証券の新たな試み
株式会社FUNDINNOとフィリップ証券株式会社が、東京証券取引所のTOKYO PRO Market(TPM)において新しい資金調達方法の支援を目的とした業務連携契約を締結しました。この連携により、上場企業はより効率的に成長資金を調達できるようになり、TPMに上場する企業の機会をさらに拡大することが期待されます。
TPMの役割とその背景
TPMは、高成長が見込まれる企業にとって新たな上場機会を与えるプロ投資家向けの市場です。近年、上場企業数は伸び続けており、TPMに上場することが企業の信用力を向上させる手段として注目されています。しかし、上場後の成長を維持するための資金調達や、株式の流動性の確保は依然として課題です。この連携は、これらの問題を解決し、企業がその潜在能力を最大限に発揮できる支援を目指します。
連携の狙い
FUNDINNOとフィリップ証券は、この連携を通じてTPMを単なる上場の手段に留めず、企業の持続的な成長をサポートするためのプラットフォームに進化させることを目指しています。スタートアップや成長企業がTPMをより魅力的な市場として活用できるよう、両社は力を合わせて取り組んでいきます。これにより、日本全体のスタートアップエコシステムの発展にも寄与することが期待されます。
企業の代表者からの声
FUNDINNOの代表取締役、柴原祐喜氏は、「TPMを牽引してきたフィリップ証券との連携は、企業のライフサイクルを支援する体制を構築する大きな一歩だ」とコメントしました。さらに、資金と投資家のネットワークを活用することで、挑戦する企業を支援し、日本の未来を創造する起業家を応援すると語っています。
フィリップ証券の代表取締役社長、永堀真氏も「TPMの発展は上場後の支援が重要で、FUNDINNOとの連携は資金調達と流動性の課題を解決する画期的な手段」と語り、この取り組みが果たす役割の大きさを強調しました。
東京証券取引所の期待
東京証券取引所の上場推進部の荒井啓祐部長は、この連携が成長企業に新たな資金調達の機会を提供する重要な取り組みであると大変高く評価しました。TPMが企業とプロ投資家両方にとって魅力的な市場となるよう、関係各社との連携を強化していくとのことです。
まとめ
FUNDINNOとフィリップ証券によるこの新たな業務連携は、TPM市場の活性化と上場企業の持続的な成長に寄与する大きな一歩です。今後の展開に注目が集まります。