地域と企業をつなぐアート、《COUPLER》の公開
小松ウォールアイティ株式会社が、地域社会と企業を結びつけるアートプロジェクト《COUPLER》を発表しました。このシャッターアートは、アーティスト・指江昌克氏によって制作され、小松ウォールアイティの本社のシャッターに施されています。
このアートプロジェクトは、地域の防犯性の向上や、昭和後半から平成初期に建てられた既存の建物への新たな価値付け、さらには企業の魅力を向上させるための取り組みとして位置付けられています。小松ウォールアイティは「空間に新しいストーリーを」というコンセプトの下、アートを通じて人々の視線を引き、企業と地域の間に新たな接点を生み出すことを目指しています。
アートが生み出す新たな価値
本作《COUPLER》は、単なる装飾としてではなく、企業理念や価値観を地域社会に分かりやすく伝える手段とされています。シャッターアートを通じて、企業内部での活動を可視化し、社員の仕事への意欲や社会に対しての誠意を示すことができるようにデザインされています。これは、アートを通じて企業が自らの姿勢を明示する重要な方法となるでしょう。
小松ウォールアイティは、空間づくりにおいて「その空間が何を語るのか」を強調しています。シャッターアートを通じて、空間そのものの意味を更新し、企業の存在が地域とどのように関わることができるのかを示す試みがなされています。
新たな視点でのアプローチ
最近の地域社会では、隣接する住宅やビルに住む人々のことを知らないケースも少なくありません。また、企業側も採用競争や発信力の強化が求められる中、単に社内での設備投資に留まらず、社会とのつながりを意識した空間づくりが必要だと小松ウォールアイティは考えています。
そのため、彼らはアートを通して新しい解釈を与えることができると信じています。アートは視覚的なインパクトを持ち、人々の関心を引き、さらには企業や地域の個性を直感的に伝えることができるのです。
_ingプロジェクトと《COUPLER》
《COUPLER》は、小松ウォールアイティが進める「_ing」というプロジェクトの一環として位置付けられています。このプロジェクトは、働く場や企業の空間に新しい価値を見出すことを目的としており、今後は更なる活動が予定されています。具体的には、2025年には「_ing Exhibition Vol.2 桜井旭」が開催され、この理念をさらに広める予定です。
シャッターアートは、企業内部で進行している取り組みを外部においても感じられるようにするための媒介であり、地域社会とのつながりを強化する重要な役割を果たします。「空間に新しいストーリーを」というコンセプトを体現し、コミュニケーションの場として機能することが期待されています。
作品とその背後にある理念
指江昌克氏が制作した《COUPLER》は、企業、地域、社会が相互に作用し合う関係性を表現しています。本来、シャッターは内側と外側を隔てる仕切りですが、本作ではその役割を変えることで接点を生み出すことを目指しました。また、企業が提供するパーティションの描写も、この作品に含まれています。パーティションを「遮るもの」ではなく「連結するもの」と再定義し、空間の役割を拡張しています。
指江氏は、このアートが企業と社会をつなぐ『装置』として機能することを意識しました。彼の言葉を借りると、「企業理念や事業内容を知るきっかけになり、その循環がこの作品の機能」です。アートを通じて新しい価値が生まれ、地域とのつながりも強化されることを期待しています。
小松ウォールアイティについて
小松ウォールアイティ株式会社は、パーティションとドアの設計・施工・販売を行う企業です。空間に関するさまざまな課題に応える製品やサービスの提供に取り組む一方で、「空間に新しいストーリーを」という観点から、地域とのつながりを強化し、新たな価値を創造することを目指しています。今後も彼らは、このアートプロジェクトを契機に、地域社会との結びつきを深め、新しいコミュニケーションを創出する取り組みを進めていくことでしょう。