学生と職人のコラボ
2025-11-17 13:35:21

学生と伝統職人が創り出す新たな日本酒ボトルデザインの紹介

学生と巨匠が織りなす新たな日本酒ボトルの誕生


2025年11月15日、河北新報社で開催された「第一回 日本酒ボトルデザインコンテスト Presented by アイ工務店」の成果発表会にて、若きデザイナーたちの才能と伝統工芸の技術が見事に融合した作品が披露されました。今回のコンテストは、全国から202件の応募が集まり、芸術や建設の分野で学ぶ学生たちが自らの創造力を発揮できる貴重な機会となりました。

イベントの冒頭では、株式会社アイ工務店の社長、坂井達也が「私たちは住まいだけでなく、文化や時間も大切にする家づくりを目指しています。このコンテストを通じて、日本の美を表現したボトルデザインを学生たちに応援してほしい」と語り、参加者に対する期待を寄せました。

このコンテストで最優秀賞を獲得したのは、東京藝術大学大学院の音舞里(Nemuri)さん。彼女のデザインを元に、十一代大樋長左衛門氏が監修した日本酒ボトルが初めてお目見えしました。このボトルは、富士山と四季の草花をモチーフにした形状で、アイ工務店のロゴが取り入れられています。その完成品は、見た人々の目を奪うもので、多くの来場者から高い評価を受けました。音舞里さんは、賞を受賞後、海外視察旅行の成果も発表し、国を超えてのインスピレーションを体験したことを熱く語りました。

この発表会では、次回のコンテストについての発表もありました。十一代大樋長左衛門氏が、新たに「第二回 日本酒ボトルデザインコンテスト2025」を開催すると告知。このコンテストのテーマは「愛せる暮らしを、一人でも多くの人へ。」になり、2025年12月から応募が始まる予定です。最優秀作品は再び実際のボトルとして制作され、受賞者の地元の地酒と共に商品化される見込みです。さらに、応募1作品ごとに5,000円が東日本大震災復興支援に寄付されるという社会貢献の取り組みも行われるとのこと。

このように、アイ工務店が推進する日本酒ボトルデザインコンテストは、単なるデザインの枠を越え、学生の創造力を高め、地域活動にも寄与する重要なプラットフォームとなっています。今回の成果発表会を経て、さらなる可能性を秘めた次回のコンテストが待ち遠しい限りです。若手クリエイターたちの想いと、伝統技術が紡ぐ未来の日本酒文化に期待が寄せられています。

最優秀賞受賞者のコメント

音舞里さんは「タイやインドを巡る旅を通じて再認識した日本らしさや仏教に共通する精神性を、今後の作品に生かしたい」とコメントしました。この経験を通じて、より多くの方に日本文化の素晴らしさを届けられたらと語る音舞里さんからは、若きデザイナーの情熱が感じられます。

特別審査員のコメント

十一代大樋長左衛門氏は、参加者のリアルな体験や感情を見事にアートへと昇華させたコンテストの意義を再確認し、「次回はより自由な発想で、そしえ愛を込めたデザインを期待したい」と語りました。この言葉には、次回への挑戦を促す熱意が溢れています。

今後も多くの若い才能が集まり、伝統と革新が出会う場としての役割を果たしていくことを期待される本コンテスト。挑戦の場として成長し続ける姿に目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社アイ工務店
住所
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-9-17エトワール心斎橋9F
電話番号

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