コーセーがサンゴ育成プロジェクトで新たな成果を挙げる

コーセーのサンゴ育成プロジェクト

株式会社コーセーが展開するスキンケアブランド『雪肌精』の環境支援プロジェクト「SAVE the BLUE～Ocean Project～」が16年目を迎え、サンゴの一斉産卵撮影に成功しました。このプロジェクトは、沖縄のサンゴ育成を通じて、地球環境の保全に貢献することを目的としています。

サンゴの大規模産卵の意義

昨今、地球温暖化や海洋汚染の影響により、サンゴ礁の消失が懸念されています。特に2100年までに全てのサンゴが死滅するおそれがあるとの予測もあり、その影響は海洋生態系や観光産業などに深刻なダメージを与えます。そのため、サンゴ育成は急務となっているのです。

沖縄には415種類のサンゴが存在しており、今年も高水温による白化現象が進行しています。しかし、コーセーは、サンゴの再生を助ける「ミラクルコーラル」に力を入れ、強靭なサンゴの育成を進めています。このプロジェクトの成果として、大規模な産卵を捉えた撮影動画の公開が目指され、社会全体で環境保全の意識を高めることを狙いとしています。

撮影の過程

サンゴの産卵は一般的に5月から7月の満月の夜に行われますが、自然環境の影響もあり、その予測は困難です。今回の撮影は、有限会社海の種と共に行い、特殊照明を使用して夜間の広範囲を撮影しました。結果、サンゴの卵が高確率で受精する美しい瞬間を記録することに成功しました。

また、撮影には50名を超えるボランティアが参加し、地域の協力を得ることで、環境保護の新たな一歩を築きました。

環境保護の未来を見据えて

コーセーは、「ミラクルコーラル」の持続可能な育成に全力を注ぎ、次世代のサンゴが成長する姿を見守りながら、気候変動に適応する取り組みを進めています。今回の成功した撮影を通じて、将来的にはより多くのサンゴを育成し、保護活動を広げていく考えです。

「あなたが美しくなると、地球も美しくなる」というメッセージを掲げ、この活動を広く伝えながら、社会全体で環境への意識を高めていく考えを示しています。今後もコーセーは、地球環境のための活動を継続し、成長していくことを目指します。