クリーンオーシャンアンサンブル、新たなリーダーシップ体制に移行
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルは、2025年度から新たに田中秀典氏を共同代表理事として迎え入れることを発表しました。江川裕基現代表理事とともに、2名のリーダーシップ体制に移行することで、活動の基盤を強化し、海洋ごみ問題への取り組みをさらに推進していく狙いです。
新体制の目的と期待される効果
設立から4年半を経て、クリーンオーシャンアンサンブルはその活動の拡大に伴い、複雑化している組織運営に対処するため、より強固で機動的なリーダーシップを必要としていました。共同代表理事体制への移行は、以下のような多くの利点をもたらすと期待されています。
専門性の強化と役割分担
両理事が各々の専門分野を活かしながら、重点的なプロジェクトや組織の特定領域を分担することにより、より専門的かつ効果的なマネジメントが可能になります。江川氏のリーダーシップと、田中氏の銀行員および中小企業診断士としてのバックグラウンドが、お互いを補完し合うことで、組織運営全体の質を向上させることが期待されています。
意思決定の迅速化と機動性向上
変化が激しい環境に対応するための迅速かつ柔軟な意思決定が可能となることで、現場のニーズに迅速に応じた活動の展開が見込まれています。これにより、地域の状況や新たな機会に対して敏感に対応できる組織になります。
リーダーシップの多角化と持続可能性
リーダーシップの権限を共有することにより、特定の個人に過度な負担がかかることを避け、組織基盤の中長期的な強化を図ります。
連携体制の強化
内部のリーダーシップレベルでの緊密な協力は、クリーンオーシャンアンサンブルの理念に沿ったさまざまなステークホルダーとの協働を促進する基盤となります。この新体制は、これまで築いてきた信頼と実績を踏まえ、海洋ごみ問題に対する多角的かつ効果的な対策を狙うための戦略的な強化です。
新任共同代表理事 田中秀典の紹介
田中秀典氏は、元銀行員であり中小企業診断士としての知見を持ち、これまで理事や会計チームリーダーとして組織運営の中心を担ってきました。彼の誠実な業務遂行と財務管理に関する専門性は、団体の安定基盤の構築に大いに寄与しています。また、田中氏は「かがわ海ごみリーダー」としても活躍しており、地域に根差した海洋環境保全活動に情熱を注いでいます。
田中氏のコメント
田中氏は「共同代表理事としての重責を担うことになり、身が引き締まる思いです。江川代表理事のもとで推進されてきた取り組みに更に貢献できることを光栄に思います。私たちの理念『Clean Ocean Ensemble』の実現に向けて、自己の経験を最大限活かし、組織運営のさらなる強化と海洋ごみ問題解決に努めます」とコメントしています。
未来の仲間を募集中
クリーンオーシャンアンサンブルは、海洋ごみゼロの社会実現に向けて、共に活動する仲間を募集しています。寄付やボランティア、プロボノとしての参加など、様々な方法でこの取り組みにご支援いただけます。海洋環境保全に興味がある方は、是非ご参加ください。詳しくは
公式サイトをご覧ください。