伝統美を感じるジュエリーブランド『TOCT』
2025年春、金継ぎという日本の伝統的な修復技法を用いたジュエリーブランド『TOCT(トクト)』がローンチされました。このブランドの特長は、壊れた部分を隠すのではなく、それを金で継ぐことで新たな美しさを生み出すという金継ぎの精神を体現している点です。
金継ぎの技法を取り入れたプロダクト
『TOCT』のジュエリーは、熟練した金継ぎ師の手によって、シルバーやゴールドの素材に漆と金を用いた金継ぎが施されています。この技術は単なる装飾に留まらず、「物を大切に永く使う」という日本文化の象徴でもあるのです。壊れたものに新たな価値を見出し、再生させる美しさと哲学を、TOCTのジュエリーは静かに語っています。
アートとしてのジュエリー
TOCTでは、ジュエリーやそのパッケージに至るまで、すべてが「作品」として設計されています。一つ一つに思いが込められ、身につけることで日常の中に心のときめきをもたらす存在を目指しています。『TOCT』のプロダクトは、持ち主の心に寄り添い、さりげなく美しさや感動を提供することを願ってデザインされています。
ブランド名の由来
『TOCT』という名称は、日本語の擬音「とくとく」に由来しています。「とくとく」は静かに響く鼓動を表現し、見たり触れたり身につけたりした際に自然とときめきを感じることを大切にしています。このように、プロダクトが与える感覚や印象を回文的な言い回しで表現することで、独特のブランド哲学を反映させています。
オンラインとオフラインでの展開
『TOCT』は主にオンラインでの販売を行いますが、2025年8月下旬には東京都内で初のPOP-UPイベントを開催する予定です。イベントでは、ブランドの特性や哲学を直接体験することができ、購入を通じて日本文化に貢献できる仕組みも構築予定です。『TOCT』はジュエリーの枠を超え、文化そのものを纏う新たな価値体験を提供していきます。
漆産業の支援にも注力
さらに『TOCT』のジュエリーで使用される漆の生産支援にも力を入れていく方針です。輸入漆の影響や漆採取職人の減少により、国産漆の供給が悪化している現状を受け、職人の育成や原木の確保、国産漆の増産に貢献する仕組みを進めていくことが重要だと認識しています。
商品ラインナップ
- Ring 001: ¥41,000 (税抜)
- Ring 004: ¥46,000 (税抜)
- Ring 005: ¥50,000 (税抜)
- Earring 011: ¥41,000 (税抜)
- Ear cuff 013: ¥40,000 (税抜)
- Pierce 014: ¥45,000 (税抜)
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