東京貿易マテリアルが「2色式熱画像計測システム」を導入
東京貿易マテリアル株式会社がこのたび、㈱城南製鋼所にノビテック社製の「2色式熱画像計測システム」を導入しました。この新しいシステムは、電炉で溶解した溶鋼をタンディッシュへ注ぐ際に、スラグを可視化し、遠隔監視によってスライドゲートの自動開閉を実現するものです。これにより、作業環境の安全性が向上し、さらに技術の継承や省人化を促進します。
従来の課題と新システムの必要性
これまで、スラグ検出という重要なプロセスは熟練した作業員による目視確認に頼っていました。高温の溶鋼を扱う中で、作業者は1500℃を超える環境での監視を強いられ、高い負担がかかっていました。そのため、安全確保や技能の継承が大きな課題でした。
特にこの高温環境での計測には、一般的なサーモカメラでは対応できず、実用化は困難だとされてきました。しかし、東京貿易マテリアルはノビテック社の“2色式熱画像計測システム”に注目し、城南製鋼所との3ヶ月以上にわたる検証と調整を経て、効果的な温度可視化に成功しました。これにより、スラグの検出が容易になり、操作の安全性が飛躍的に向上します。
システム導入の影響
このシステムの導入は、作業環境を強化するだけでなく、製造の効率性も高めます。溶鋼がタンディッシュに注がれる際のリアルタイムでのモニタリングにより、スラグが混入するリスクを低減し、より安全な製造工程を実現します。また、遠隔監視によって、従来よりも少ない人員での運用が可能となり、省人化とともに作業負担の軽減を図れます。
今後、東京貿易マテリアルはこの技術を進化させ、鉄鋼業界におけるさらなる製造現場の安全性向上と生産性向上へ貢献するデジタルソリューションの提供を続けていく予定です。
企業の展望
東京貿易マテリアルは鉄鋼関連事業を中心に、業界のニーズに応じたソリューションを展開しています。顧客の課題を解決し、社会全体の発展へ寄与することを企業のミッションとして掲げています。また、東京貿易グループとして70以上の事業を展開し、エネルギー、製造、画像ソリューションなど多様な分野で価値を創出しています。
新たな技術の導入は、業界のデジタル化を一層加速させ、持続可能な社会の実現にも寄与することでしょう。今後も変革を恐れず、新しい価値を提供する姿勢を貫く東京貿易マテリアルに注目が集まります。
詳しくは、
東京貿易マテリアルの公式ホームページや、
東京貿易グループのサイトをご覧ください。