無人倉庫の新時代
2025-10-28 11:14:26

物流現場の新たな形!小川電機が無人倉庫を導入する理由とは

無人倉庫の新たな挑戦



小川電機株式会社は、エストニアのベンチャー企業Invendor(インベンダー社)と提携し、アジアで初めて無人倉庫のセルフチェックアウトシステムを導入しました。このシステムは、物流業界における業務効率化と顧客利便性の向上を目的としています。守口営業所で正式運用が開始され、すでに多くの関心を集めています。

業界が直面する課題



近年の物流・流通業界では、人手不足や業務の効率化が深刻な問題となっています。従来型の有人倉庫では対応できない多様な顧客ニーズに対し、より柔軟で効率的な環境が求められています。小川電機は、これらの問題に向き合い、24時間利用可能なセルフサービス型倉庫のモデルを提案しました。

新しい倉庫モデルの導入



今回、小川電機が導入したInvendorの無人倉庫システムは、世界15カ国以上で展開されており、在庫管理、入出庫、決済をすべてセルフで行うことができます。顧客は24時間いつでもアクセスできるため、資材の受け取りが可能です。これにより、企業は人的リソースを最適化しながら効率的な運営が実現できます。

顔認証とスムーズな購入体験



新システムでは、顔認証とNFC技術を駆使したピックアップカードを用いて、入館時のセキュリティを強化。専用端末を使って商品に設置されたNFCタグをスキャンするだけで、必要な資材を素早く受け取ることができます。購入時に伝票を記入する必要がなくなったことで、業務の効率化が図られました。

働き方改革の一環



この新しいシステムは、従業員の業務負担を減らし、より高い生産性を実現するための重要な施策とされています。日中にスタッフが顧客対応や提案活動に集中できる環境を整えることで、全体の業務効率が向上することが期待されています。また、利用者側からも「時間を気にせず資材を受け取りたい」という要望に応える形となっています。

コメントと今後の展望



小川電機の代表取締役社長、小川雄大氏は「今回のシステム導入は、業務効率化と顧客利便性の向上を目指しています。この取り組みにより、日本の市場にも貢献できると考えています」と述べています。また、Invendor社の社長ヨーナス・ピュヴィ氏も「このプロジェクトは私たちにとっても大きな学びとなりました。今後も小川電機と共に、より効率的な調達環境の実現に努めます」と語りました。

この挑戦がどのように物流業界に影響を与えるのか、今後の展開に注目です。

小川電機の企業情報


小川電機は1963年に設立され、電設資材や住設機器、家電製品の総合卸商社として運営されています。今後も他企業への導入支援を行い、物流DXのさらなる推進を図る方針です。


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会社情報

会社名
小川グループ株式会社
住所
大阪府大阪市阿倍野区阪南町2丁目2番4号
電話番号

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