大雨の影響と保険
2025-09-17 14:11:55
全国的な大雨による損害保険の請求件数と支払金額の最新状況
令和7年8月6日から8月12日にかけて、日本全国で発生した低気圧と前線にによる大雨は、数々の災害を引き起こしました。この影響を受けて、各種損害保険に関する支払件数や支払保険金の状況が日本損害保険協会によってまとめられました。2025年8月29日現在の情報によれば、災害後の事故受付件数は合計で34,438件に達しています。
具体的には、車両保険(商品車を含む)の事故受付件数は17,882件、火災保険は15,741件、新種保険(傷害保険を含む)は815件となっており、車両保険の請求は多くの方々が影響を受けたことを示しています。
支払台数・件数に関しては合計で31,790件が支払われ、車両保険は16,988件、火災保険は14,050件、新種保険は752件という内訳となっています。これに伴う支払金額は合計で32億2,965万1,2000円に上り、車両保険は約130億2千万円、火災保険は約186億7千万円、新種保険は約5千9百万円となっています。
しかし、被災した方々が保険金請求を行う際には、いくつかの注意点があります。特に、保険金請求を代行する業者や詐欺業者とのトラブルが増加しているため、注意が必要です。こうした業者は「保険金が確実に支払われる」といった言葉で勧誘してくることが多く、実際には調査費用を請求してくるというケースもあります。
保険会社が調査費用を請求することは基本的にありませんので、このような勧誘があった場合には、すぐに契約せず、ご加入の損害保険会社またはその代理店に相談することを強く推奨します。
保険金請求は非常に重要なプロセスですが、それによってさらなるトラブルを避けるためにも、信頼できる情報源からの確認が不可欠です。また、日本損害保険協会のホームページには「住宅の修理などに関するトラブルにご注意」という記事も掲載されており、そちらも有用です。
今回の大雨は多くの方々にとって大きな影響をもたらしました。被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。今後も適切な情報を元に、必要な支払いがスムーズに行われることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 日本損害保険協会
- 住所
- 電話番号
-