北海道UIターン白書2025の発表
北海道を主なターゲットとした転職支援サービス『リージョナルキャリア北海道』を展開するリージョンズ株式会社は、最新の『北海道UIターン白書2025』を公開しました。この白書では、北海道へのUIターン希望者の実態や道内企業の採用活動の状況が詳細に述べられています。
UIターン増加の背景にある要因
最近、北海道へのUIターンが特に注目されています。特に、40代や50代以上のライフステージにある人々や、前職で700万円以上の年収を得ていた層からの需要が高まっていることが明らかです。その要因は、様々な社会や環境の変化に起因しています。まず、特に注目すべきはRapidusなどの企業による新たな投資と誘致が進んでいることです。また、気候変動による農産物の生産地変更なども影響しています。
この様な変化を、同白書では「北へのシフト(ノースシフト)」と名付け、新たな言葉として定義しています。これにより、北海道を希望する転職希望者や企業にとっての新たなビジョンが見え始めています。
UターンとIターンの違い
白書の中で特に目立つのは、UターンとIターンの動機の違いです。Uターンの理由の51.6%は家族関連に起因しています。一方で、Iターンでは「北海道が好き」というシンプルな理由が45.2%を占めており、ゆえに Uターンは「家族のため」、 Iターンは「自分のため」という区別がはっきりしています。
また、Iターンの中には配偶者の地元に帰る「妻/夫ターン」が21.4%を占めており、家族への思いも反映されていることが分かります。
年代別構成比の変化
北海道におけるUIターン転職者の中で、40代以上の割合は43.0%に達し、これは過去に比べて大幅に増加したといいます。特に40代の転職者は2015年から2021年の間で19.6%から29.6%に増加しており、50代以上の層でも同様の傾向が見られます。このように、北海道へのUIターンは、若い世代だけでなく中高年層にまでその幅を広げているのです。
高年収層の増加
また、UIターン転職者の中で前職年収700万円以上の層は38.1%を占めており、これも過去と比べて7.7ポイントの増加です。これは、ハイクラス層が北海道へのUIターンに興味を持つようになったことを示しています。これらの統計は、北海道が人材にとって魅力的な選択肢となっていることを証明しています。
UIターンの決め手
道内企業がどのようにUIターン転職者を誘致しているのかも、本白書では興味深く考察されています。優れた給与や職務条件以外にも、「経営者が語るビジョン」や「人と人としての対話の重要性」が、UIターン者の選択理由となっているのです。採用選考の場が、経営者と候補者の双方の意見を尊重する「対話の場」となることの重要性が示されています。
結論
このように、最新の『北海道UIターン白書2025』は、道内企業の採用事情や転職希望者のニーズの変化を浮き彫りにしています。今後、企業は中長期の経営戦略としてUIターンを捉える必要性が求められ、北海道が持つ魅力を最大限に引き出すための取り組みが期待されています。これが実現することで、さらに多くの人々が北海道へと魅了され、真の「北へのシフト」が生まれることでしょう。
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