東京都は育児をただの「休み」と捉えるのではなく、人生の中で最も重要な仕事の一つと見なすことを目指しています。都内では昨年度、男性の育業取得率が54.8%と過去最高を記録し、育業の重要性が社会に広がりを見せています。この流れに乗って、東京都は育業を支援するためのパートナーシップを築きたいと考えています。
今回の募集は、育業の啓発活動を行っている企業や団体を対象にしており、選ばれた協力企業には、東京都との連携で様々な活動を行っていただきます。特に、2023年5月30日から2023年8月29日までの間に応募が必要で、対象企業数は約4社を予定しています。
東京都からの支援内容としては、協力企業の育業への意気込みや具体的な取り組みを、日本経済新聞に記事広告として掲載することが予定されています。また、正式にパートナーシップを結んでいる企業の情報は、「こどもスマイルムーブメント」のホームページやSNSを通じて広報されることになります。これにより、都内の育業を支える企業の取り組みが多くの人々に知れ渡るチャンスが生まれます。
応募を希望される企業については、特定の要件を満たす必要があります。まず、育業応援企業としての登録が求められ、さらに「TOKYOパパ育業促進企業」もしくは「男性育業推進リーダー設置企業」としての認定も必須です。これらは、育児と仕事の両立を支援する企業を認知し、彼らの具体的な施策を可視化するための仕組みなのです。
募集の詳細については、東京都の公式ホームページにアクセスして確認いただけます。応募フォームに必要事項を入力することで、応募が完了します。
2050東京戦略の一環
この取り組みは、東京都が掲げる「2050東京戦略」の一部でもあります。掲げられている戦略は、子どもや子育てしやすい環境の整備を重視したものです。特に、子供の視点から政策を考えること、そして子育てしやすい環境を整えることを目指しています。これにより、将来的にはすべての家庭が安心して育児に取り組むことができる社会を構築することが可能となります。
育業を進めるには社会全体の協力が不可欠です。企業のみならず、地域や個人もこの流れに参画し、育児に対する意識を高めることが求められています。ぜひ、育業応援パートナーとしての一歩を踏み出し、共に育業社会の実現を目指しましょう。