熱海の新たな宿泊施設「Kiten -slow&work stay-」のオープン
2023年9月23日、熱海市に新たな宿泊施設「Kiten -slow&work stay-」がオープンしました。この施設は、地域活性化を目的とし、コロナ禍後の新しいライフスタイルや働き方に対応した現代的な宿泊環境を提供しています。
地域活性化の拠点としての役割
コロナ禍以降、私たちの意識や行動スタイルは大きく変わりました。観光地での単なる観光だけでなく、地域文化の体験や地域課題への理解を求める声が高まっています。この背景を受け、machimoriとLIFULLが協力し、地域に根ざした新たな宿泊体験を提供することを目指した「Kiten」が誕生しました。
滞在環境の充実
「Kiten」では、滞在者が快適に過ごせるよう様々な工夫が施されています。自宅やオフィスに縛られないライフスタイルを実現するために、定額多拠点居住サービス「LivingAnywhere Commons」に登録されており、利用者は目的やペースに合わせて3つの支払い方法を選択できます。この柔軟性は、ワーケーションや長期滞在を希望する人々にとって大きな魅力です。
さらに、コワーキングスペース「naedoco」とも連携し、企業研修や団体利用にも対応。これにより、ビジネスニーズに応じた利用が可能となっています。
共創の場としての取り組み
また、「Kiten」では、地元の資源を活用した体験イベントや企業研修プログラムも積極的に提供しています。例えば、machimoriが展開する研修・事業開発サービス『GeNSEn』を通じて、熱海のリアルな地域課題を学びながら、参加者と地域が共に価値を創造する場を設けています。
空き家活用と省エネリノベーション
熱海では23%の空室率が問題となる中、machimoriは2階以上の空き家を再利用する取り組みを積極的に進めています。「Kiten」はこの流れに乗った3物件目の取り組みであり、地域の空き家問題解決に寄与しています。また、築古物件をエネルギー効率化かつ快適に再生する省エネリノベーションのモデルケースとしても機能しています。
オープニングイベントの開催
オープン記念イベント「Kitenのはじまり」も開催され、内覧会やトークセッション、まち歩きが行われました。参加者は地元の魅力を再発見し、地域とのつながりを深める機会となったようです。
「Kiten -slow&work stay-」は、滞在しながら地域とのつながりを実感し、共創の機会を提供する新たな宿泊施設として、今後の動向が注目されます。熱海を訪れた際には、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
施設概要
- - 名称:Kiten -slow&work stay-
- - 所在地:熱海市銀座町10-22 2F・3F
- - 客室数:プレミアムカプセル全8室、個室全5室
- - 料金:プレミアムカプセル6,000円〜、個室1人利用9,500円〜、2人利用14,000円〜
- - 様々なプランに対応した料金体系を用意
公式ウェブサイトやSNSを通じて、新しいイベント情報や宿泊プランも随時発表される予定ですので、ぜひチェックしてみてください。