株式会社MagicHolic、東京都の女性起業支援プログラム採択とアニメ制作開始
株式会社MagicHolicが、東京都の女性起業家支援プログラム「APT Women」第10期に選ばれました。このプログラムは、東京都が女性起業家の成長を促すために設立したもので、多くの応募の中から選ばれた企業には、大きな期待が寄せられています。
同時に、MagicHolicは人生物語プラットフォームを運営する株式会社OXNY LABとのパートナーシップを結び、「STORYS.JP」を通じてショートアニメ制作を開始しました。この取り組みにより、MagicHolicは新たなエンターテインメントの形を模索し、さらなる成長を目指しています。
APT Women採択の意義
APT Womenは、女性の起業家が持つ潜在能力を最大限に引き出すためのプログラムで、MagicHolicもその一員として選出されました。このプログラムに参加することで、同社は提供する技術やサービスをより多くの人々に広められるチャンスを得ました。これにより、起業家としてさらなる成長を遂げることが期待されます。
アニメ制作を通じて解決する課題
日本のマンガやアニメ産業は、グローバル展開や市場のニーズに対して多くの課題を抱えています。それらの問題点として以下の3つが指摘されています。
1.
グローバル展開の壁:年間12,000を超える新作マンガのうち97.4%が海外に届いていない。
2.
メディアフォーマットの壁:海外のファンの多くがアニメは観るがマンガを読むことが少ない。
3.
制作コストと時間の壁:従来のアニメ制作は、1話あたり約500万円のコストがかかり、制作スタジオの空き待ちが7年にも及ぶことがある。
MagicHolicでは、これらの課題を解決するために独自に開発したAI制作エンジンを活用していきます。この技術によって、アニメ制作のコストを従来の1/60に抑え、制作期間を年単位から月単位に短縮することが実現可能になります。また、10言語以上での同時展開も視野に入れ、グローバル市場への対応を強化する考えです。
STORYS.JPとのパートナーシップ
MagicHolicは、STORYS.JPが保有するコンテンツIP群から、海外展開に適した作品を選定し、ショートアニメ化を進めています。制作されるのは5タイトルで、各作品は3〜5分の短編動画として構成される予定です。多言語展開として、日本語、英語、中国語に対応し、YouTubeやTikTokなどの主要プラットフォームで順次公開される計画です。
今後の展望
MagicHolicは、2025年度目標として、四半期ごとに15〜20作品の制作体制を確立し、主要プラットフォームで合計チャンネル登録者数5万人を目指します。また、IPライセンスも30タイトル取得を目指し、さらなるコンテンツ展開に取り組みます。2030年ビジョンとしては、50カ国で500万人のファンを獲得し、日本発のグローバルエンターテインメントプラットフォームとして確立することを目指しています。
代表者のコメント
MagicHolicの代表取締役CEO、水上渚氏は「APT Womenへの採択とSTORYS.JPとのパートナーシップをともに達成できたことを大変嬉しく思います。物語の力をAI技術を通じて多くの人々に届けることで、日本の文化の新たな可能性を広げていきます。」と述べており、今後の活動に向けての強い決意を示しました。
会社概要
設立:2025年
代表者:水上渚
事業内容:AI技術を用いたショートアニメ制作・配信プラットフォームの開発運営
公式サイト
運営サービス:STORYS.JP
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