SysCloud、Salesforce向けクラウドバックアップサービスを強化
シスクラウドジャパン株式会社は、2025年7月22日からSalesforceに向けた新たなバックアップサービスを正式にリリースすると発表しました。このサービスは、標準およびカスタムオブジェクト、さらにはメタデータのバックアップとリストア機能を大幅に強化し、企業がクラウド環境でデータを安心して利用できるようにサポートします。
Salesforce運用に関する現状
Salesforceは、クラウドサービスとして「責任共有モデル」を採用しており、データ保護に関してはユーザー企業がその責任を負っています。実際、Salesforceそのものも、データ損失を防ぐためにサードパーティ製のバックアップツールの使用を推奨しています。そのため、企業が自身のデータをどのように保護するかが重要な課題となっています。
さらに、Salesforceでは削除されたデータの保持期間が最大14日間に設定されています。この期間が過ぎると、データは完全に消去され、復旧することができません。このような状況下で、SysCloudは毎日自動でSalesforceのデータをバックアップし、企業が抱える情報資産の損失リスクを軽減します。
新機能の概要
新機能では、以下のポイントが特に注目されています。
- - 一括バックアップ機能: Salesforceの標準およびカスタムオブジェクト、メタデータを一括でバックアップできるため、手間が大幅に減少します。
- - リアルタイムのバックアップ状況確認: ダッシュボードから現在のバックアップ状況を簡単に確認できるようになり、運用の透明性が高まります。
- - ポイントインタイムリストア: 特定の時点にバックアップしたデータを選択し、オブジェクトやレコード単位でリストア可能です。
- - API最適化: SysCloudの独自機能により、API使用量が効果的に管理され、安定したバックアップが実現されたのです。
ISMS取得への対応
また、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の取得には、情報資産を適切に管理する体制が求められます。その中で、バックアップの実施や復旧手順の確立が必須とされています。SysCloudでは、こうした要件を満たすための運用体制を構築し、企業のセキュリティや内部統制におけるニーズにも応えています。
Salesforce運用中に発生する誤削除や設定ミス、統合失敗に対する対策として、SysCloudはそのサービス基準を高めています。
シスクラウドジャパンについて
シスクラウドジャパンは、米国SysCloud社の日本法人として活動し、日本国内での主要なSaaSアプリケーション向けにバックアップとセキュリティ管理ソリューションを提供しています。Microsoft 365やGoogle Workspace、Slack、HubSpotなど、幅広いSaaSアプリのバックアップを一元管理し、ランサムウェア対策やコンプライアンスに対応しています。これにより、企業のデータ保護を強化しつつ管理者の負担を軽減しています。
詳細については
SysCloud公式サイトを訪れてください。