特殊な空気流入でうんちの臭いを軽減する新トイレドア

臭いを抑える新しいトイレドア

近年、生活空間の快適性が重視される中、トイレの臭い問題は多くの人々にとって悩みの種です。この度登場した「アッパーカットトイレドア」は、そんな悩みを解消する革新的な商品です。2023年4月より全国販売を開始したこの商品は、YouTubeチャンネル「家づくりせやま大学」でも大きな話題となり、再生回数が累計1,000万回を超えました。

全く新しいトイレドアの設計

「アッパーカットトイレドア」の最大の特徴は、ドアの上部に設けられた給気口です。この設計により、上から入ってきた空気が下に流れる構造になっており、うんちの臭いを効果的に抑えます。一般的なトイレでは、臭いが下に溜まりやすい「インドール」という物質が原因で、常に気になる存在となりますが、アッパーカットトイレドアでは、下に溜まった臭いが上に引き上げられにくい仕組みになっています。

新幹線のトイレの技術をヒントにしたこのドアは、住宅にも快適な空間をもたらします。新幹線のトイレが臭わない理由は、換気扇の位置が低く、空気の流れを利用しているためです。この技術が日常のトイレでも活用されています。

計測により見えてきた効果

実際に「アッパーカットトイレドア」を使った排気実験では、一般的なトイレよりも臭いが鼻の近くまで上がってこないことが確認されました。これにより、住居でのトイレ利用時に感じる不快感が大幅に改善されることが期待されています。

利用方法と導入の手軽さ

このトイレドアを導入したい施主は、公式ウェブサイトからプレゼン資料をダウンロードできます。そして、その資料を持参して工務店に見積もりを依頼するだけで、簡単に導入することが可能です。これにより、多くの家庭がより快適なトイレ環境を手に入れるきっかけとなります。

「家づくりせやま大学」について

「家づくりせやま大学」は、施主目線で楽しみながら家づくりを学べる人気のYouTubeチャンネルです。その講師である瀬山彰氏は、建築業界の新しいスタンダードを確立しようと奮闘しています。視聴者には、質の高い住宅を望む意欲的な施主が多く、チャンネル登録者数は5万人を超える注目のコンテンツです。

瀬山彰氏の背景と理念

瀬山氏は筑波大学を卒業後、日本最大手の経営コンサルティング会社での経験を経て、住宅業界に携わる中で様々な改革に挑んできました。彼が提唱する「ちょうどいい塩梅の家づくり」という理念は、家庭の快適性を追求しつつも、費用対効果を重視するものです。彼の活動は多くの施主に共感を呼び、住宅業界での地位を確立しています。