業界初の床材『アートケア』が転倒時の衝撃を緩和
新しい技術が登場
大建工業株式会社は、2023年6月23日に新たな床材『アートケア』を発売しました。この製品は、建築廃材を原料としたインシュレーションボード(IB)を緩衝材として利用することで、転倒時の衝撃を緩和します。この技術の導入により、施設向けの床材として求められるクッション性と歩行性を両立しました。業界初の試みとして、注目されています。
新技術がもたらす安全性
幼稚園や介護・福祉施設において、転倒時の怪我を防ぐことは非常に重要です。従来、樹脂発泡体が用いられていましたが、これには歩行時の沈み込みという課題がありました。そのため、ユーザーからの声に応じて、新しい緩衝材としてIBに着目。IBは軽量でありながら硬さを保ち、透湿性や遮音性、吸音性にも優れるため、幅広い用途で使用されています。
サステナビリティへの配慮
IBは建築廃材から作られる木材チップを繊維化してボード状に仕上げたもので、サステナビリティが求められる現代において、環境への負荷を低減するための素材としても評価されています。
製品特長
『アートケア』の特徴として、以下のポイントがあります:
- - 衝撃を緩和する設計: この床材はGs値が100G以下となっており、設定されている安全基準を満たします。
- - 高い歩行性: IBを用いることにより、一般フロアと同等の歩行性を実現しました。これにより、施設内での移動がスムーズに行えます。
- - 耐薬品性能: 清掃や消毒が求められる施設向けに、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどにも耐性があります。
- - 床暖房対応: 床暖房に適した設計で、熱による変形が少ないため、安定して使用できます。
- - 豊富な色柄ラインアップ: スペースのコーディネートに柔軟性を持たせる多彩なデザインが揃っています。
ビジョン
大建工業は、この『アートケア』を通じて、2025年度に年間4500万円の販売を目指しています。また、今後も市場のニーズに応じた製品開発やサービスの提供を続けていくとしています。
在宅や施設での生活をより安全に、快適にするために、『アートケア』は欠かせない製品として多くの場所に導入されることでしょう。
【気になる方は、ぜひ大建工業のお客様センターへお問い合わせください。】
大建工業株式会社お客様センター: 0120-787-505