町田市の新たな試み - 議事録サポートAI
東京都町田市が、職員向けに新しい生成AI「議事録サポートAI」を導入することを発表しました。このAIは、2024年11月の本格稼働を予定しており、高精度なAI音声認識技術を利用して、議事録作成の負担を大幅に軽減することを目指しています。
議事録サポートAIの概要
このサービスでは、ボイスレコーダーやWeb会議アプリから記録した音声データを自動で文字に変換します。これにより、これまでのように職員が手動で文字起こしを行う必要がなくなり、議事録作成が途端に簡単になります。このプロジェクトは、株式会社NTTデータとの連携により実現しました。
主な特長
議事録作成において音声情報を正確に文字起こしする能力があり、議事録の修正作業が削減されるのがポイントです。
議事録を生成した後、その内容を文章生成AIに入力することで、さらに議事要旨や企画書を迅速に作成することが可能です。
「町田市ジェネレーティブAI利活用ガイドライン」に基づき、町田市専用のAzure OpenAI(ChatGPT・Whisper)を使用。入力されたデータの学習を行わないため、安心して利用できる環境が整っています。
試験導入の成果
最近の有識者会議での議事録作成業務において、「議事録サポートAI」が活用されました。その結果、作業時間の約96%もの短縮を実現したとのこと。実際には、約200時間分、350回の音声データが議事録として生成されたという実績があります。
この成果は、今後の町田市の市民サービスにおいてもさらなる改善が期待される重要なステップです。
町田市について
町田市は東京の南部に位置し、都心から電車で約30分というアクセスの良い地域です。市内には、大型商業施設や歴史的な商店街、自然豊かな公園が点在し、便利さと癒しの両方が共存しています。人口約43万人の町田市は、地域の活性化と市民サービスの向上を目指して、今後も多くの先進的な取り組みを行っていくことでしょう。
脚注
町田市では他にも様々な生成AIの導入が計画されており、未来に向けた新たな市民サービスの提供が期待されます。詳細は町田市公式ホームページをご確認ください。
町田市公式サイト
今後の町田市の進化から目が離せません!