近畿大学で2025年ノーベル化学賞記念講演会の開催決定
近畿大学理工学部において、2025年12月24日(水)にノーベル化学賞を受賞した北川進先生を招き、記念講演会が開催されます。このイベントは、北川先生の業績を称えると共に、科学に興味を持つ若い世代に向けたメッセージを届ける目的で企画されています。
北川進先生の功績
北川先生は、金属有機構造体(MOF)の開発により、現代化学と材料科学の分野で新たな道を切り開いてきました。彼が手がけた研究は、エネルギー、環境、ライフサイエンスといった幅広い分野に影響を与えています。特に、彼が提唱した「多孔性配位高分子(PCP)の構造設計」は、分子レベルで空間と機能を自由に調整するという革新的な概念を生み出しました。
北川先生は1979年から1992年までの間、近畿大学で教育と研究に尽力しました。この講演会では、彼の教員時代に抱いた挑戦の思いを振り返る機会となります。さらに、次世代の研究者や学生たちに対して、科学の感動を伝え、未来を見据えた志を育む大切さについて語っていただく予定です。
講演の内容と期待
講演では、北川先生が「小さな錯体から始まった旅路―「無用の用」がひらいた多孔性結晶の世界―」をテーマに、受賞につながる研究の原点や理念、未来に向けた展望についてお話しされる予定です。この機会は、近畿大学の学生や附属高校生、教職員にとって、最先端の科学を学べる貴重な場となるでしょう。
開催概要
- - 日時: 令和7年(2025年)12月24日(水)15:00~16:30 (14:30から受付開始)
- - 会場: 近畿大学東大阪キャンパス11月ホール大ホール
東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分
- - 対象: 近畿大学生、附属高校生、教職員、一般の方(定員1,000人、入場無料、要事前申込)
- - 申込手続き: 詳細情報は こちらのリンク からご確認ください。申込締切は12月17日(水)23:59です。
プログラム詳細
- - 14:30~15:00 受付
- - 15:00~15:05 開会の辞(近畿大学理工学部学部長補佐 若林知成)
- - 15:05~15:10 学長挨拶(近畿大学学長 松村到)
- - 15:10~16:10 記念講演(京都大学理事・副学長 特別教授 北川進氏)
- - 16:10~16:25 閉会の辞(近畿大学理工学部学部長 中野人志)
- - 16:25~16:30 花束贈呈・記念撮影
この特別な講演は、学生や地域の皆様にとって、科学の新たな可能性への扉を開く重要な機会となることでしょう。ぜひご参加ください。