日本電気硝子が子どもたちにガラスの楽しさを伝える
8月20日、滋賀県大津市の科学館で行われた特別講座「IF(イフ)クラス」に、地域の小中学生たちが集まりました。この講座では、ガラスという身近な素材の魅力を知ってもらう目的で、日本電気硝子株式会社が講師を務めました。
体験学習でガラスの知識を深める
参加者たちは、最初に「ガラスって何だろう」というテーマで解説を受け、ガラスの基本的な性質や特性について学びました。特に注目を集めたのは、同社が製造する特殊ガラスの展示。子供たちは、その多様な使い方や機能に驚きの表情を浮かべていました。
講座の後半では、何と「ガラス切り体験」が行われました。参加者たちは初めての経験に戸惑いながらも、真剣な眼差しでガラスを扱いました。講師からの指導を受けながら、自分たちの手でガラスを切るという非日常的な体験を楽しみました。
初めてのガラス切りに挑戦
最初は手元がおぼつかない子供たちも、次第にコツを掴んでいきます。特に、うまく切れた時の達成感は格別だったようで、その瞬間の笑顔からは喜びが溢れていました。初めての体験にもかかわらず、友達同士で協力しあい、和気あいあいとした雰囲気の中で進んでいきました。
この講座は、日本電気硝子が地域の教育支援として11回目の実施です。未来の技術や産業を担う子どもたちに、ガラスという素材の魅力を伝え、科学の楽しさを感じてもらうことが目的です。次回も多くの子供たちが参加できることを期待しています。
IFクラスについて
「IF(イフ)クラス」とは、Innovation(革新)とFuture(未来)をテーマにした科学技術の講座です。子どもたちに「もし自分がこの分野で何かできるとしたら」と考えてもらうことで、未来への夢を育む機会を提供しています。今回のように、実戦的な体験を通じて学びを深めることが重要です。
日本電気硝子株式会社とは
日本電気硝子株式会社は、1949年に設立され、滋賀県大津市を拠点に世界的に展開する特殊ガラスメーカーです。半導体から自動車、医療、エネルギー分野に至るまで、多岐にわたって活躍する製品を展開しています。ガラス技術の70年以上の歴史が培った信頼性と革新性は、多くの産業で高く評価されています。今後も、次世代を担う子供たちに知識を伝えることに力を入れていく方針です。
このイベントを通じて、小中学生がガラスの世界の魅力を少しでも感じてくれたのであれば、主催者として大変嬉しい限りです。